
まちかど写真展に声かかる 「ねこ 猫 ギヤラリー」がそっとオープン
所沢街道沿いにあるけやき野住宅(東久留米市南町)の一角に、今春「ねこ 猫 ギャラリー」がそっとオープンした。自宅庭にある柵を活用して写真を張り出しているのは、カメラマンでもある兼子義久さん。展示されている写真は3~4枚ほどだが、通りかかる人からも声がかかるようになった。(写真:道行く人たちからも声が掛かる=兼子義久さん提供)
ギヤラリーがあるのは、西武バスけやき野住宅バス停から住宅に入ってすぐ右側。兼子さんの自宅の壁だ。
「写真の展示会も全くできなくなったし、コロナ、コロナで人の気持ちがギスギスしてるでしょ。なんか自分がやれることがあったらいいなあ、と思って」
それで今年の4月、自宅庭で夫人が丹精こめて世話した花の写真を展示した。すると犬を連れて通る人たちから「きれいですねえ」「写真なら残るからいいですねえ」と声がかかるようになった。ただ、雨や強風の度に家の中に取り入れるのが手間だが。
9月20日からは2年前の写真展「東日本震災-その後の8年」で展示した写真を1週間ごとに交換して展示するようにした。「何十枚もあるので、続けていきたい」と兼子さん。
ギャラリーの名前が気になった。「 なんで、猫?」と聞いたら、「兼子なのでネコ、猫と呼ばれていたんです。それで猫」と言う。
コロナで不安な時、こんなギヤラリーがまちのあちこちにあればうれしい。自分のできること、そこから始めるのがいい。
(川地素睿)
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