アースデイ

アースデイ西東京は「小さな集い」を連続開催 29日オープン、11月27日まで「アースデイ月間」

投稿者: カテゴリー: 環境・災害 オン 2022年11月5日

 市内の市民団体が中心になって、地球の環境や自然エネルギー、まちづくりなどをテーマに開催してきた「アースデイ西東京」は10月29日から11月27日まで約1カ月間を「アースデイ月間」として、市内各地で「小さな集い」を次々に開催する。29日は西東京いこいの森公園でSDGs(持続可能な開発目標)フォーラムやバザーなどのオープニングイベントが開かれた。30日は北町で「はたけのマルシェ」が続き、多くの市民でにぎわった。(写真は、いこいの森公園で開かれたバザーや古本市)

 

オープニングはSDGsフォーラム、続いて「はたけのマルシェ」も

 

 初日の29日はいこいの森公園のパークセンターで、初めてSDGsフォーラムが開かれた。参加団体は、2015年に国連が提唱したSDGsの17目標を、自分たちの活動を通じて実現していこうとそれぞれ報告した。そのあと、ウクライナ難民支援のグループも交えた音楽会となり、ジョンレノンの「イマジン」の演奏と歌声が会場に響いた。公園で開かれたバザー、古本市、手作り三輪車の実演、各団体の活動展示にも大勢の市民が集った。

 

SDGsフォーラム

オープニングに開かれたSDGsフォーラム(いこいの森公園パークセンター)

はたけのマルシェ

「はたけのマルシェ」も大にぎわい(北町)

 

 翌30日は市内北町で「はたけのマルシェ」が開かれた。午前10時の開始前から行列ができるほど。東久留米市のパン屋プチフールとのコラボで、パンやランチプレートが販売され、あっという間に売り切れた。手作り石鹸や芋ほり体験、保谷味噌やワインの販売、被災地などで役立った薪ストーブを活用した焼き芋販売も予約で完売した。

 会場の北町エコ畑は約700㎡、菜の花エコ・プロジェクトのエコ畑代表茂木千佳子さんと約20人の仲間が野菜などを育てている。「今までは仲間だけの集まりだった。アースデイの『小さな集い』が提案されたことがきっかけになつて、多くの人を呼ぶことができた」「パン屋さんとのコラボや畑での企画はみんなが決めて手分けし、いろんな企画にできた」と話した。

 

ちらし

秋のフェスティバルのちらし(クリックで拡大)

 

 11月19日には西原自然公園で雑木林の更新作業を見学し、お茶碗リサイクルやアンサンブル「トイ・ル・カント」などによる森の音楽祭を開く。11月22日にはフレスポひばりが丘2階で子ども服のお譲り会(無料)を、11月27日には保谷セラヴィでイマジンプロジェクトが歌と演奏を披露する。柳沢駅前通りのエコメッセでは「アースデイ月間中」いつでもオープン(日曜祭日を除く)。ソーラー・ランタンや古着などの販売を行う。

 

コロナ感染で中止から新組織アースデイネットへ

 

 アースデイフェティバルは、市が主催する環境フェスティバルと同時開催で、いこいの森公園で15回を重ね、市民に愛されてきた。しかし、環境フェスティバルは別の場所で開催することになり、また2019年の新型コロナ感染拡大の影響で、一時は中止の決断をした。その後の実行委員有志の話し合いで、「今までの経験とつながりがなくなるのは残念だし、寂しい。小規模でもいいから、工夫しながらフェティバルを続けていこう」と、年間を通じてつながる新しい組織をめざして2020年9月「アースデイネットワーク」連絡協議会(アースデイネット)が発足した。

 

春と秋に「小さな集い」を組み合わせ

 

ちらし

ちらし(クリックで拡大)

 新型コロナの感染拡大状況がどうなるか不安があったが、アースデイネットが事務局を担当してアースデイ実行委員会が発足。2021年の春と秋にフェティバル開くことに決め、年4回のニュースも出すことにした。さらにオープニングイベントに続く約1カ月間を「アースデイ月間」とし、市内各地で「小さな集い」を連続的に開催していくになった。しかし、春のフェティバルは途中で、コロナ感染拡大のため中止となった。

 しかし秋には、16回目となるフェティバルを開くことができた。
 それまでのイベントは実行委員会が下準備を重ね、参加団体は店舗づくりや展示をして終わると解散する形が多く、事務局・実行委員会の努力なしに成り立たない仕組みになっていた。それでは続かない。イベントの日だけではなく、お互いが活動内容を知り合いつながりながら、環境の課題やまちづくりなどで工夫を生かし、協力し合う形にした。

 

今年も「アースデイフェティバル」、市内各地で開催中

 

 17回目となる2022年も同様に「アースデイ月間」の中で10月29日のオープニングイベントに続いて、11月27日までの「アースデイ月間」を市内各地で「小さな集い」を連続で開いていく。
(川地素睿)(写真は筆者提供)

 

川地素睿
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