薫風会山田病院でもコロナ感染　入院患者10人、職員3人の計13人

投稿者: 北嶋孝カテゴリー: 新型コロナウイルスオン 2022年1月31日

　西東京市南町3丁目の薫風会山田病院（山田雄飛院長）で新型コロナウイルスの院内感染が発生し、1月28日までに入院患者10人、病棟スタッフら3人の計13人の陽性者が明らかになった。（写真は、薫風会山田病院）

　同病院によると、2号病棟で1月20日夜に入院患者が発熱。翌21日の抗原検査で陽性と判定された。このため病棟の全患者、スタッフのPCR検査を実施した。その結果、28日までに陽性と判定されたのは最初の患者を含め患者10人、病棟スタッフ2人となった。さらに今回の院内感染とは直接関連がないと見られるスタッフ1人も陽性と判明した。このスタッフのケースは、多摩小平保健所の調査で濃厚接触者はいないと判断されたという。

　症状の重い患者2人は専門医療機関に転院。症状の軽い患者らは同病院で治療し、経過を観察している。感染患者の出た病棟以外の病棟や外来、デイサービス部門は感染防止対策を実施しながら診療活動を続けているという。

　同病院は「転院していた2人の患者さんも今週中に戻る見込みです。患者さんはほぼワクチンを2回接種しています。ほかの感染者の方々も前回（昨年1月）よりは症状が軽く、症状が見られない方もいる。29日以降、あらたな感染者は出ていない」と話している。

　同病院は昨年1月、今回と同じ2号棟で新型コロナウイルスの集団感染が発生し、患者56人、職員8人、清掃業者1人の計65人の感染者が出ていた。
（北嶋孝）

【関連情報】
・新型コロナウイルス感染症の院内発生について（第一報、1月23日）（山田病院）
・新型コロナウイルス感染症の院内発生について（第二報、1月25日）（山田病院）
・新型コロナウイルス感染症の院内発生について（第三報、1月28日）（山田病院）