うつ病治療のクラウドファンディングが成立 国立精神・神経医療研究センター
小平市の国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は4月1日、うつ病の新しい治療法の研究費を得るために初挑戦したクラウドファンディング(CF)が目標の1200万円を超えて成立した、と発表した。(写真は、国立精神・神経医療研究センター病院)
国民病とも言われるうつ病対策は社会的な課題となっているうえ、コロナ禍によってさらに増加する傾向を見せている。NCNPは治療時間を大幅に短縮できる治療法「rTMS療法」(シータバースト)の臨床研究に向けて、磁気刺激装置1台を購入するため初めてCFに挑戦した。
CFの公開期間は2月1日〜3月31日で目標金額は1200万円。公開終了前日に目標額を超え、終了時には305人から1235万5000円の支援金が寄せられた。
鬼頭伸輔精神診療部長は、支援に対する感謝の言葉とともに「磁気刺激装置を購入し、これから研究がスタートとすることになります。必要な医療を届けられるよう、rTMS療法を先進医療へ申請することを目指して注力して参ります」などとするコメントを発表した。
(片岡義博)
【関連情報】
【お礼】クラウドファンディング成立のお知らせ(NCNP)
・うつ病の新しい治療法を届けたい:rTMSの研究で治療の選択肢拡大へ(READYFOR)
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