第4回西東京百姿フォトコンテスト展示会始まる 100作品を市内4カ所で巡回展示
西東京市の魅力ある風景や人、モノなどを写した「西東京百姿(ひゃくし)」フォトコンテスト(主催・西東京市文化芸術振興会)の展示会が始まった。2020年から毎年行われ、第4回の今年は、市内谷戸町の商業施設で4月8日の表彰式とともに開幕。6月まで市内4カ所で巡回展示される。
同コンテストは、市内外の応募作品から毎回100点の入賞作品を選定。作品を展示、写真集も刊行し、10年、計1000枚の写真で市の魅力を後世に継いでいく試み。今年は512点の応募があり、入選作の中からさらに各賞が選ばれた。
西東京市長賞に選ばれたのは、市内の公園で雪の日に撮られた一枚(栗田東代子さん撮影)。表彰式で池澤隆史市長は「白と黒だけで奥行きある雪の風景を表し、大変印象に残りました」と祝福した。花見のサクラの木の下で抱えあげられた子供の写真(浅野可奈さん撮影)を西東京市議会議長賞に選んだ酒井豪一郎議長の選考理由は、「このお子さんが、西東京市に住んでよかったと言っているようだった(笑)」。
このほか第一生命保険保谷営業オフィス、田島ルーフィング、ひばりが丘ファミリー歯科、武蔵境自動車教習所、武蔵野徳洲会病院、メモリアルヨーコー、ひばりが丘パルコの協賛7社もそれぞれ賞を授与。ひばりタイムス賞も贈られた。
受賞者も「子供が生まれて市内を散歩したり写真を撮ったりする機会が増え、素敵な場所や風景があることを実感しています」「これからも、魅力を発見して写真を撮りたい」などとコメントした。
ひばりタイムス賞は、市内いこいの森公園で冬の早朝、満月を望遠撮影し、風景と重ねた多重露光の写真(瀬川龍さん撮影)。「毎朝カメラを持っていこいの森を散歩しています。こんな風景も楽しいのではないかと思いました」と話した。
市文化芸術振興会でこの企画を担当している写真家の濱口太さんは、「年々、コンテストの知名度とともに写真のレベルも上がっています。何げなく撮ったスナップと構図などを意識した創作写真、さらに報道に近いドキュメント性のあるものまでバリエーションに富んできた」と話した。
巡回展示は、フレスポひばりが丘(4月8日~14日)、ひばりが丘パルコ(4月20日~5月7日)、保谷こもれびホール(5月13日~28日)、田無アスタ(6月12日~17日)で開催。今回の入選作品を収録した写真集(2500円)は、西武新宿線田無駅券売機隣りのまちテナ西東京、リブロひばりが丘店(ひばりが丘パルコ4F)、保谷こもれびホール事務室で入手出来る。
(倉野武)
【関連情報】
・第4回西東京百姿フォトコンテスト 授賞式が開催されました(西東京市文化芸術振興会)
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