
清瀬市が子育て世帯生活支援特別給付金を誤支給 30世帯の児童47人の235万円、二重払い
清瀬市は6月1日、物価高騰の影響を受ける低所得の子育て世帯などを対象に、児童1人当たり5万円の「子育て世帯生活支援特別給付金」を支給した際、一部の世帯で二重に給付される事故が生じた、と発表した。誤給付となったのは30世帯の児童47人分、計235万円。市は誤給付分の返納をお願いするとしている。
この給付金の対象となる児童扶養手当受給者のひとり親世帯や、その他の住民税均等割が非課税の子育て世帯に対し市は5月31日、申請不要で金融機関の指定口座に振り込むプッシュ型支給をした。ところが同日午後になって受給者から連絡があり、誤給付が明らかになった。
同市子育て支援課によると、今年の3月・4月の児童扶養手当受給者を抽出したあと、昨年5月以降に新たに児童扶養手当受給となった世帯も抽出したためその分が二重抽出となった。その後重複判定ができないまま振込データを生成したのが誤給付の原因、としている。
今後は対象世帯に電話連絡し、返納手続きをお願いするお詫び文書と納付書を送付する。1日午後6時までに電話連絡できたのは14世帯。連絡のとれなかった世帯には訪問して事情を説明するという。
再発防止のため今後、データ抽出・振込データ生成時にシステム上で確認できるようにして、二重支給などのエラーを排除する工程を追加。再発防止を徹底する、としている。
(北嶋孝)
【関連情報】
・令和5年度低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)(清瀬市)
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