物価高騰対策などの補正予算(第4号)を審査、22年度決算も 西東京市議会第3回定例会始まる

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2023年9月2日

 西東京市議会(酒井豪一郎議長)の2023年第3回定例会が9月1日、開会した。厳しい状況の続く市内事業者や福祉施設への支援など物価高騰対策を盛り込んだ総額43億7000万円の一般会計補正予算(第4号)案が提出された。さらに西東京市の第3次基本構想・基本計画の施策目標や、テニスコートなどを備えた芝久保第2運動場の廃止に伴う条例改正案も含めて、計10議案が予算特別委員会などに付託された。会期は10月3日までの33日間。

 

池澤隆史市長

提案理由を説明する池澤隆史市長

 

 9月4日から6日まで一般質問が続く。その後、8日に企画総務、建設環境委員会、11日に文教厚生委員会の予定。12日と13日は長期基本構想特別委員会、14日と15日に予算特別委が開かれる。25日~29日は決算特別委員会で2022年度決算が審査される予定。採決は最終日の10月3日になる見込み。

 今回の補正予算に盛り込まれた物価高騰対策の総事業費は約1億4500万円に上る。
 まず市内事業者支援のため運転資金融資斡旋制度を創設し、償還までの利子補給と信用保証料の全額補助する。融資限度額は500万円、償還は5年以内。補正予算額は4560万円。
 介護保険サービス提供事業者にも燃料費、電気・ガス料金、食材費などを支援するため4473万円を計上。そのほか保育園・幼稚園など子育て支援事業者向けに3585万円、児童養護施設などに160万円、市内の農業者へ肥料費、光熱費などの補助で1245万円、市内で家庭ごみの収集・運搬に従事する事業者らへの応援金は480万円など。

 新たな事業の一つは、市内36カ所の学童クラブに対する入退室管理システムの導入。入退室時にメールで保護者に通知したり、施設からのお知らせを送ったりして、児童が安心して学童クラブに通える環境を整える。来年4月からの導入を目指す。補正予算額1370万円。また妊婦健康診査の超音波検査の助成回数をこれまでの1回から4回に拡充する。10月から実施予定。事業費は2349万円。

 芝久保第二運動場(芝久保町5丁目)の廃止に伴う条例改正案は、土地所有者から返還の申し出があったため。約6700㎡の敷地に、テニスコート5面(砂入り人工芝コート3面、クレーコート2面)やゲートボール場があり、1993(平成5)年から30年間提供されてきた。使用は年内の予定。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・令和5年第3回西東京市議会定例会開催のお知らせ(西東京市Web
・一般質問進行予定および一般質問通告(令和5年第3回定例会)(西東京市Web

 

北嶋孝
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