ひばりタイムスは年内でニュース更新を停止します
ひばりタイムスは年内いっぱいでニュースの更新を停止し、活動を担った人たちはそれぞれ散開することになりました。
2015年2月の創刊でした。前年半ばからの準備期間を含めて、活動は足かけ10年になります。おぼつかない足取りでも、読者、市民ライターら関係者のみなさんに支えられて今日まで歩んできました。感謝の念でいっぱいです。
掲載記事は約3000本、連載企画・特集は計34本に上ります。専門集団と市民ライターの2本柱によって、地域の出来事を記録にとどめてきたつもりです。課題解決を望む市民らの集会や活動の紹介のほか、行政の施策や議会の審議も節々で報道。遊びや食べもの関連の催しにも食指を伸ばしました。近隣に類例のない、珍しい地域報道サイトだったのではないでしょうか。
最近は編集部の高齢化や組織体制の未整備、財政状況の悪化に加え、システム全般の老朽化によるトラブルも増えました。その度に多くの方々の知恵を借りて小康状態を保ってきました。しかし積年の疲弊は隠しがたく、自力航行の先行きが不透明なことも変わりありません。昨年から度々話し合いを重ねてきた結果、報道の幕を下ろすことになりました。
幸い、近隣であらたに地域報道サイトを立ち上げようという動きが進行中です。あたらしい酒は新しい革袋に。地域報道の火が消えることなく、灯り続けることを願って、期待と協力を惜しまないつもりです。具体的な姿が分かれば、ひばりタイムスで紹介したいと考えています。
最後に、ひばりタイムスの10年を振り返る企画を準備します。印象深い記事、忘れがたい企画との出会いはあったでしょうか。読者のみなさんとひばりタイムスとの遭遇体験を記録にとどめたいと考えました。この10年足らずの記事の山、記録のかけらを拾い出し、弔い、かつ言祝いでいただければ幸いです。
読者企画の詳細は間もなく発表します。多くの方々の参加を期待しています。
長い間のご厚意に感謝いたします。ありがとうございました。
ひばりタイムス編集長 北嶋 孝
2023年12月5日
- 情報欄も4月以降の更新停止 - 2024年3月24日
- 『北多摩戦後クロニクル』3月19日発売 「ひばりタイムス」連載記事を書籍化 - 2024年3月8日
- 東京新聞が「ひばりタイムスの10年」紹介 メディアに掲載されたひばりタイムスの活動は… - 2024年2月27日
時の流れでやむを得ないとはいえ、更新停止、スタッフ散会との事、とても残念です。
びっくり、残念。それにしてもよく頑張ってきましたね。何もお手伝いできず申し訳ありません。行政の刻々の動きを知ることが出来なくなるのではと・・・それが一番気がかりです。お疲れ様でした。
もう10年になりますか! 長い間ほんとうにお疲れさまでした。近隣の興味深いニュースを知るには とてもよいひばりタイムスでした。これからも 西東京文化芸術振興会のメンバーとして西東京市・近隣の文化を広める活動にご指導いただければ幸いです。
本日こちらにすてきなサイトがあることを知り、拝読させていただこうと思った矢先に年内更新停止とのお話を知り、改めて情報化社会の明暗を見た思いです。
お疲れ様でした。束の間ながら、ほっとする温かみのあるニュースと出会わせてくださりありがとうございます。
コメント、ありがとうございます。温かい言葉に感謝いたします。ところでお願いですが、ひばりタイムスは記事もコメントも基本的に、実名で発表することにしています。まことに恐縮ですが、お名前を連絡していただければ幸いです。この件に関しては、「ひばりタイムスのコメント投稿に関するお願い(2021年11月20日)」をご覧ください。(編集部)
誠に残念です。ありがとうございました。
東久留米の遺跡のお話しとか、文豪のお話しとか、面白い記事がありました。 地域の事は知る機会が少ないので、このひばりタイムズで”へー”とか思うこと多々ありました。 とても残念ですが、関係者の皆様に感謝致します。
地域の情報発信基地であるひばりタイムズが停止してしまうのは大変残念です。地域行政の状況や地域の新発見が盛り込まれた情報が満載で興味深く拝見しておりました。10年間お疲れ様でした。今までの地域貢献に感謝申し上げます。