小学生の個人情報紛失 教諭がひったくり被害
西東京市教育委員会は(2014年)12月5日、同市の小学校教諭(49)がバックのひったくり被害に遭い、中に入れていた児童の宿題や名簿のほか、通知表所見文が保存されたUSBメモリーなどを紛失した、と発表した。
発表によると、3日午後9時ごろ市内芝久保4丁目の路上で、教諭が自転車の前カゴに入れていたバッグを、オートバイに乗った男にひったくられた。
紛失したのは担任学級の情報で、算数の宿題プリント26人分、宿題・作品の提出状況を記録した名簿18種23枚、学級児童の未記入名簿7枚、通知表所見文を保存したUSBメモリーなど。USBはパスワードを設定して保護されている、という。
学校側は報告を受けて5日、臨時保護者会を開いて事態を説明。市教委は個人情報の管理を徹底するよう全小中学校長に連絡した。今後セキュリティーポリシーの内容を見直し、情報を持ち出す場合の手続きを分かりやすくまとめた簡易マニュアルを作成するほか、全校で研修会を実施して情報管理を強化する方針。
市教委教育指導課によると、職員が学校情報を学外に持ち出す場合は所定の用紙に記入して学校長の許可を得ることになっているが、今回はその手続きがとられていなかった。昨年11月にも学校情報を学外に持ち出して連絡簿などを紛失した事件が起きている、という。
田無警察署によると、今月に入って5日までにひったくり事件が3件発生。今回の事件は捜査中という。
(北嶋孝)
[関連情報]
・西東京市立小学校における個人情報の紛失について(12月5日、西東京市Web)>> リンク切れ
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