味噌の魅力を再発見! 第11回「西東京まち探カレッジ」

投稿者: カテゴリー: 文化 オン 2016年2月10日
チラシ

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 西東京市で暮らす人たちを講師に招く「西東京まち探カレッジ」の第11回「お味噌の魅力再発見!」が2月8日(月)、谷戸公民館で開かれました。講師は市内谷戸町、三又(さんまた)酒店店主の山崎明さん。主催した田無スマイル大学代表の富沢木実さんに、会のようすを寄稿してもらいました。(編集部)

 「田無スマイル大学」では、2015年4月から「西東京まち探カレッジ」と題して毎月1回、西東京のまちで暮らす素敵な人、面白い人を講師に招き、多様なテーマの講座を開催してきました。

 ソムリエの資格を持つ鶴田清司さん(地方銘酒つるや代表)の「おうちワインの楽しみ方」、新倉大次郎さん(ニイクラファーム専務)の「ハーブのお話とニイクラファーム見学」、神田龍介さん(江戸履物かん田代表)の「履物の街・浅草花川戸と観音裏-祭り・花街」などなど(>> http://machitan.jimdo.com/)。参加された方々は、「こんな凄い人が住んでいるまちって素晴らしい!」と思われたのではないでしょうか。

 2月8日(月)の第11回目は、三又酒店(谷戸)店主の山崎明さんによる「お味噌の魅力再発見!」(谷戸公民館)でした。風邪などで欠席した方もいましたが、飛び入りの方もいらして、9人でじっくりと、文字通りお味噌の魅力を再発見しました。

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立っているのが講師の山崎明さん

 

 最初に、三又酒店さんが量り売りをされている4種類のお味噌を味わいながら、お味噌の種類(米味噌、豆味噌、麦味噌、混合味噌)とその特徴を学びました。「味噌どころと言われる地域(信州や愛知)は、強い武将が居たところ」という話に皆納得。

 

奥さまお手製の「みそまる」がおいしい!

味噌の種類も特徴もいろいろ

 

 広島大学名誉教授渡邊敦光先生の『味噌力』(かんき出版)には、味噌が放射線や癌から身体を守ってくれると書かれている、という紹介がありました。味噌汁の塩分は、1g程度なので気にするほどではないとのお話もあり、受講生は、安心して味噌を活用したくなってきました。味噌というと味噌汁がすぐに思い浮かびますが、味噌を「ちょい足し」すると、カレーやクリームソースの風味が増すなどというお話もありました。

 また、ミソガールとして活躍されている藤本智子さんの『みそまる』(宝島社)を参考に、山崎さんの奥様直美さんがこの日のために作って下さった「みそまる」(ネギとワカメ)を皆で試飲。市販のインスタント味噌汁よりもずっと風味があって、おいしかった。作って冷凍しておけば、1ヵ月くらい風味があるとのことでした。

 

奥さまお手製の「みそまる」がおいしい!

奥さまお手製の「みそまる」がおいしい!

 

 少人数でしたので和気あいあいと、「自分の故郷は麦味噌だわ」「私は味噌汁の具材に茄子をごま油で炒めたのを入れている」「味噌と酒粕をお酒で溶いたみそ床に豆腐を漬けて作る豆腐のみそ漬けもおいしい」などなどなど、参加者からもいろいろな話が出てきました。「息子がおばあちゃんの味噌汁の方がおいしいというのでなんとかしたい」「子どもの頃は、母が味噌を作っていて嫌だったが、今になって味噌を生活に取り入れたいと思う」との感想もありました。

 「まち探カレッジ」第12回は、赤穂圭子さんによる「コーチング体験講座-理想の自分になるために」。3月6日(日)10時~12時、ひばりが丘公民館(参加費500円)で実施します(要予約)。
(富沢木実)(写真はすべて筆者提供)

 

【関連リンク】
西東京まち探カレッジ
田無スマイル大学
(有)三又酒店

 

【筆者略歴】
富沢木実(とみさわ・このみ)
 生まれ育った西東京市で、「自分たちのまちを良くするのは自分たち」と考え、行動する人を増やすためのさまざまな活動をしている。田無スマイル大学実行委員会代表。法政大学地域研究センター客員教授。

 

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