下野谷遺跡VRを先行公開 雨の体験イベントに約300人
国史跡の下野谷遺跡の価値や魅力を広く知ってもらおうと、西東京市と市教育委員会は、縄文時代のようすを再現した「VR(バーチャルリアリティ)下野谷縄文ミュージアム」のデジタルコンテンツを、来年度の運用に先駆け3月26日(日)、お披露目イベント「VRで下野谷遺跡を大冒険!!」を東伏見小学校体育館で開いて先行公開した。(写真は、タブレットで縄文体験)
当日はあいにくの雨のため、会場を下野谷遺跡公園から、近隣の東伏見小学校へ移して行われたが、市内外から訪れた約300人の親子連れなどで賑わった。
イベントでは、まずオープニングセレモニーが開かれ、丸山浩一西東京市長と市教育委員会の森本寛子委員の挨拶があり、続いて東伏見小学校3年生が下野谷遺跡をテーマにした学習の成果を発表した。その後、地元の総合型スポーツクラブ「ココスポ東伏見」が自主制作した、「したのや縄文体操」を子どもユニット「ココスポじょうもんず」が披露した。
バーチャル体験会では、市が用意したタブレットを一人1台ずつ持ち、グループに分かれて、体育館に設定された4カ所のポイント(ムラの生活、森、川、空)を移動。スタッフの説明を聞きながらタブレットを操作し、約4500年前の下野谷遺跡公園の風景に思いをはせていた。
タブレットの「ムラの生活」をタッチすると、当時のしたのやムラのようすをCGで360°パノラマで見ることができ、縄文人が住んでいた竪穴住居の中も体験できる。また、「森のめぐみ」では、森で木の実などを集める採集のようすや、「川を使った交易」では、石神井川を利用して舟で遠くのムラへ行き、物品交換して戻ってきたようす。また「空から見たしたのやムラ」では、ジャンプするとCGで再現した上空から、したのやムラのようすを見ることもできる。
さらに、縄文時代にまつわるクイズもあり、正解するとボーナス画面に土器片が現れ、4つ集めると土器の画像が完成する。
そのほか、地元の人気店などが開発したオリジナル商品、下野谷遺跡のキャラクターを模った、「しーたパン」や「のーやパン」、クッキー、コインケースなども展示された。オカリナやハーモニカ、バンド演奏などもあった。
下野谷遺跡は、南関東最大級の縄文時代の大集落で、石神井川を見下ろす高台にある。遺跡は地下に埋設されているため、当時のようすをリアルに映像で再現することにした。
実際に体験した小学生は、「すごく楽しかった。縄文時代のことが知れてよかった」と笑顔で答えた。
西東京市社会教育課の掛谷崇係長は、「たくさん参加申込があり、雨の中でも多くの方にお越しいただけて嬉しかった。お子さんも楽しんでタブレットを見ていたし、大人の方も縄文遺跡の解説に関心をもたれていたようです。改めて下野谷遺跡はみなさんに期待されているな、と思いました」と話していた。
(柿本珠枝)
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・祝! 下野谷遺跡 国史跡指定 最新情報!(西東京市Web)
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