2500本のひまわり迷路公開 旧東大農場で1460人楽しむ
西東京市緑町にある東京大学生態調和農学機構(旧東大農場)の「ひまわり迷路」が、例年より1か月ほど早い7月19日から4日間一般公開された。約2500本のひまわりでできた迷路に、延べ1460人の家族連れなどがカメラを片手に、ゴールを目指して散策を楽しんでいた。
1000平方メートルの畑には、高さ1.2から1.7メートルのひまわりが育っている。今年は雨不足などの影響で草丈にばらつきがあるという。種は草丈が低く頭花が小さいが、油含有量が高く、搾油に適した品種を使用。迷路内は分岐点や行き止まりがある複雑なコースでも、中で混雑しないように工夫されている。
このイベントは2009年から毎年実施されており、今年で9回目。昨年まで西東京市と旧東大農場が共同で行う事業「ひまわりプロジェクトDE OIL」の一環として行われていた。今年は農場内の整備工事が始まったため安全性を考慮して、種まき、収穫など事業への一般参加は募らず、市民ボランティアの協力のみに絞って、同機構独自の事業として実施。種まきはトラクターを使うなど、少人数でできる作業方法を探る実証実験を試みた。
旧東大農場の米川智司准教授は、「天候や品種、土の状態により花の成長もよみにくいです。昨年は7月の高温続きで例年より見頃の時期が早まりましたが、今年は何とか花が咲きそろった時期に公開できてよかった」と話していた。
(柿本珠枝)
【関連リンク】
・「ひまわり迷路」公開について(東大生態調和農学機構)
Latest posts by 柿本珠枝 (see all)
- 「親の世代がもっと投票へ」 武蔵野女子学院の新有権者ら選挙を語る - 2018年12月19日
- 「柳沢みんなの文化祭」 2日間で630人来場 - 2018年12月11日
- 田無アスタのイルミネーション点灯式 ゴールドの光の道を演出 - 2018年11月24日
(Visited 2,388 times, 1 visits today)