ひまわり迷路を公開 旧東大農場で8月26日まで

投稿者: カテゴリー: 環境・災害 オン 2016年8月18日
ひまわり迷路を公開

ひまわり迷路を公開(筆者提供)

 西東京市緑町にある東京大学生態調和農学機構(旧東大農場)に今年もひまわり迷路が完成し、8月16日から一般公開された。昨年は8000人を超える来場者が訪れた人気のイベント。今年の初日は悪天候で昼過ぎに公開を打ち切ったが、親子連れなど約1100人が集まり歓声をあげながら迷路を歩いていた。

 1000平方へ―トルの畑には約2500本のひまわりが植えられている。高さは約1,7メートル。今年は品種改良された草丈の低い品種の種を使用した。関係者によると、花が下を向いているのは7月の高温続きで例年より見頃の時期が早まったからだという。迷路全体は大人なら上から見渡せるが、迷路内は例年より分かれ道や行き止まりが多く複雑なコースになっている。ゴールにたどり着いた小学生の男子児童は「去年より難しかったけど、楽しかった」と、はしゃいでいた。

 このイベントは西東京市と旧東大農場が共同で行う事業「ひまわりプロジェクト DE OIL」の一環として行われている。2009年から毎年実施しており今年で8回目。旧東大農場をフィールドに市民・市民活動団体がひまわりの種まき、種の収穫、搾油までの連続体験を行う。農場近くの小学校の子どもたちもひまわり事業として参加している。

 

ひまわり迷路

 

 市民など一般の部で参加したのは28人。小学生部門では、谷戸第二小学校3年生93人と谷戸小学校5年生62人が参加した。

6月14日に行った種まきでは、市民や児童らは、旧東大農場の米川智司准教授から、種まきの方法など説明を聞き、等間隔に種を植えた。その後、市民は草取りを行い7月には迷路づくりなどに汗を流した。

 谷戸第二小学校3年生の子どもたちは、「今年は去年より多い、1万人の人にひまわり迷路へ来てもらいたい」と、総合的な学習の時間にポスターやチラシを作成したり、FM西東京に取材依頼したりして、ラジオで来場を呼び掛けた。3年3組担任の茨木光一先生は「地域に貢献すること、人の役にたつことを体験して実感してほしいと思い、ひまわり事業に参加しました。ひまわり迷路に来てください、という子どもたちの思いが体全体にあふれています」と話していた。

 ひまわり迷路は、8月26日(金)9:30~16:00まで公開(最終日の入場は15:50まで)。土曜日・日曜日・月曜日は未公開。場所は西武新宿線田無駅北口徒歩約7分旧東大農場正門すぐ右側。公開期間中10:15~14:45は、歴史的価値のある農機具など展示する農場博物館も無料で入館できる。9月には種の収穫、10月に搾油する予定。
(柿本珠枝)

 

【関連リンク】
・ひまわりプロジェクト DE OIL 2016(西東京市Web
・「ひまわり迷路」を一般公開(東京大学生態調和農学機構(旧東大農場

 

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

 

柿本珠枝
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