体験型農園として今年3月にオープンした西東京市の『向台農知園』が、年末の12月22日(木)、「冬至の夜の収穫音楽祭」を市内のコール田無多目的ホールで開催する。ゲストにジャズ・トリオとフルート奏者を迎え、農園の歩みをスライドなどで振り返る一夜。畑を耕してきた市民と農園主らが土の香りとおしゃれな音楽を掛け合わせ、ともに1年の恵みや結んだ縁に感謝するイベントだ。(写真は、農園主の下田将人さんと、農地利用者の兒玉由紀子さん。写真は筆者撮影)

 西東京市の池澤隆史市長と東久留米市の富田竜馬市長が11月7日にそろって警視庁を訪れ、移転が予定されている西東京市の田無警察署の後に運転免許更新センター新設を求める要望書を提出した。西東京市議会第4回定例会で池澤市長が11月26日までに議員の一般質問に答えて明らかにした。(写真は、移転予定の田無警察署)

 障がい者週間の12月3日から9日まで、各地で関連イベントが開かれる。西東京市内の障がい者団体や事業所は期間中の5日から9日にかけて、田無駅周辺で手作り品の販売会を開催する。例年会場にしている田無駅北口の商業施設アスタのほか、今年初めてイングビルや田無庁舎2階のスロープを新会場にして、コロナ禍で少なくなっていた販売機会の拡大に挑戦する。コール田無ではボッチャ交流体験会も開かれる。(写真は、昨年12月にアスタセンターコートで開かれた販売会。西東京市提供)

 11月16日、田無神社の二の酉、熊手市に出かけた。ちょうど琵琶が演奏されており、続いて紙芝居の上演も楽しんだ。開運招福・商売繁盛の熊手の売買が成立すると、威勢のよい三本締めが聞こえてくる。黄色く色づいた銀杏を仰ぎながら、黒砂糖入りのミルク珈琲で暖をとった。三の酉が開催される28日(月)には、お囃子やJazz演奏が予定されている。

 日本各地の農家を訪ね歩き、「食」の原点である「農」の多彩な姿を浮き彫りにするドキュメンタリー映画「百姓の百の声」の上映が都内で始まった。和食をテーマにした映画「千年の一滴 だし しょうゆ」を撮った柴田昌平監督(西東京市在住)の作品。12月2日までポレポレ東中野で上映される。(映画「百姓の百の声」のポスターから)

 西東京市議会の第5回臨時会が11月4日に開かれ、約6億1300万円を追加する一般会計補正予算案(第10号)を全会一致で可決した。18歳以下の子どもを育てる市内の全世帯に子ども1人当たり1万5000円を支給、乳幼児へのコロナワクチン接種、エアコンなど業務用空調機器更新の経費補助-の3事業が本決まりとなった。(写真は、補正予算案の提案理由を説明する池澤隆史市長)

 西武線の所沢駅西口に、敷地約3万4000㎡、店舗面積約 4万3000 ㎡の大型商業施設が2年後の2024年秋にお目見えすることになり、10月28日に現地で起工式が行われた。地上7階の建物に、映画館やファッション、雑貨、飲食など約150店舗が営業予定。開発計画は、西武鉄道を傘下に置く西武ホールディングス(HD)と、住友商事が共同発表した。「ベッドタウンからリビングタウンへ」と謳い、「都市と郊外」の魅力をともに楽しめるエリアをめざしている。(施設の外観 イメージ図=西武HD提供)

 西東京市の一般会計補正予算案(第9号)が10月17日の市議会で全会一致で可決された。物価高騰とコロナ禍が直撃する世帯の負担軽減策が実施されることになる。物価高騰対策として給付されるのは1世帯当たり5万円。西東京市全世帯の22.8%、4~5世帯に1世帯が対象と見込まれている。

 「障がい者(児)とスポーツをたのしむつどい」が10月2日、保谷小学校の校庭で3年ぶりに開かれました。家族や友人ら約250人が晴天のもと、一緒にスポーツを楽しみました。そのハイライトシーンを収めた映像(3分20秒)が完成し、動画サイト「ユーチューブ」で10月10日に公開されました。イベント開催や動画制作に携わった西東京市障がい者福祉をすすめる会の根本尚之さんが報告します。(編集部)

 10年後のわが子に向けて10年前に書かれた手紙を入れたタイムカプセルの開封式が10月1日、ルネこだいら(小平市民文化会館)前の「日本一丸ポスト」横で行われた。小平市制施行60周年記念事業の一つで、家族への大切な思いが詰まった手紙が親子に手渡された。

 安倍元首相の「国葬」が迫るなか、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民団体「西東京市民連合」が9月23日、西武新宿線田無駅前で街頭演説と署名活動を行った。応援の市議会議員らも加わり、「国葬」の疑義や安倍政権下での一連の不祥事、旧統一教会絡みの出来事などを挙げて「国葬」反対を訴えた。

 西東京市で半世紀以上にわたって営業し、自家焙煎のコーヒーと居心地のよさで地域住民らに親しまれた喫茶店・フジカフェ(西東京市田無町)が8月28日、営業を終了した。最終日は通常の倍以上という220~230人の客が訪れ、別れを惜しんだ。

 戦争体験に触れて平和の尊さを伝える「第18回平和市民のつどい」(東大和市主催)が8月20日、都立東大和南公園にある旧日立航空機株式会社変電所(戦災変電所)前で開かれた。コロナ禍のためで過去2回はYouTube配信で実施され、本格開催は3年ぶり。戦時下の空襲による傷跡を生々しく残した変電所前で平和を祈るキャンドルが灯った。

 東久留米市の市議会議員を9期務め市長選にも出馬した桜木善生さんが7月に亡くなり、8月上旬に通夜・告別式が行われました。40年余り交友のあった西東京市在住の鈴木信幸さんから、議員時代の活躍、荒波に揉まれた若いころも含めて、桜木さん追悼の言葉を寄せていただきました。(編集部)

20年記念誌

設立20年記念誌の表紙(クリックで拡大)

 早稲田大学卒業生らでつくる「西東京稲門会」は、西東京市の誕生とともに旧田無、保谷の両稲門会が合併、スタートしました。その歩みをたどる「設立20周年記念誌」がこのほど完成。詳細な年表、「稲門寺子屋西東京」などの地域貢献活動、多芸多才な会員のエッセイなどを盛り込んだ内容を編集委員の野口みどりさんが報告します。(編集部)(写真は、発送作業に取り組むボランティア会員たち)