
運転免許更新センターを田無警察署移転後に 西東京市と東久留米市の市長が警視庁に要望書
西東京市の池澤隆史市長と東久留米市の富田竜馬市長が11月7日にそろって警視庁を訪れ、移転が予定されている西東京市の田無警察署の後に運転免許更新センター新設を求める要望書を提出した。西東京市議会第4回定例会で池澤市長が11月26日までに議員の一般質問に答えて明らかにした。(写真は、移転予定の田無警察署)
両市を管轄する田無警察署(西東京市田無町5丁目)は、同じ5丁目にあるJA東京みらい田無支店が移転した跡地に新庁舎を建設、移転することになっている。池澤市長は「警視庁は、運転免許更新センター新設の必要性は認識している、今後は手続きを進める中で調整を図りながら進めたい、との意向だった」と説明した。
質問したのは11月24日の小幡勝己氏(公明)と26日の遠藤源太郎氏(自民)の2人。ともに9月の第3回定例会でも取り上げ、田無警察署の移転跡地に免許更新センターの誘致を要望していた。池澤市長は「誘致の動きは地元の長年の思いだと聞いている。運転免許更新センターが新設されたら、田無警察署管内だけでなく、近隣自治体の多くの住民も利便性を享受できる」と述べた。
西東京市総務部危機管理課によると、近隣の住民が運転免許証を更新するのは府中運転免許試験場(府中市多磨町3丁目)か、優良運転者(通称「ゴールド免許」)らは石神井警察署別館の石神井運転免許証更新事務所(練馬区石神井町6丁目)でも可能だという。
田無警察署庁舎は1978年10月に竣工。今年で築44年になる。老朽化し手狭になったなどから移転が検討されていた。JA東京みらい(東久留米市幸町3丁目)が東大生態調和農学機構(旧東大農場)から取得した地区内に田無支店の移転を決めたことから、その跡地に田無警察署の新庁舎建設、移転する計画がまとまった。JA田無支店の移転工事は今年8月から始まり、来年2023年8月末の完成をめざしている。
(北嶋孝)
【関連情報】
・西東京市議会第4回定例会一般質問 録画(小幡勝己氏、遠藤源太郎氏)
・田無警察署(警視庁)
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