商業施設の外観(イメージ図)

「ベッドタウンからリビングタウンへ」 所沢駅西口に広域集客型商業施設、2年後オープン 西武HDと住友商事が共同開発

投稿者: カテゴリー: 暮らし オン 2022年10月29日

 西武線の所沢駅西口に、敷地約3万4000㎡、店舗面積約 4万3000 ㎡の大型商業施設が2年後の2024年秋にお目見えすることになり、10月28日に現地で起工式が行われた。地上7階の建物に、映画館やファッション、雑貨、飲食など約150店舗が営業予定。開発計画は、西武鉄道を傘下に置く西武ホールディングス(HD)と、住友商事が共同発表した。「ベッドタウンからリビングタウンへ」と謳い、「都市と郊外」の魅力をともに楽しめるエリアをめざしている。(施設の外観 イメージ図=西武HD提供)

 

後藤高志社長

盛り砂にクワを入れる西武HDの後藤高志社長

住友商事の為田耕太郎常務

住友商事の為田耕太郎常務

 

 両社の発表によると、施設は西武鉄道の所沢車両工場跡地に予定され、敷地は約3万4000平米、7階建ての延べ床面積は約12万9000平米。オープンする約150店舗はファッションやライフスタイルなど暮らしを幅広くカバー。ほかにパブリックビューイングやライブの映像発信も出来るスペースも備え、子育てファミリーや活動的なシニア層らに対応した商業施設をめざすという。事業費は約295億円。

 

起工式会場

起工式は建設予定地で行われた

建設予定地

商業施設の建設予定地(道路を挟んだワルツ所沢側から撮影)

起工式会場

会場地図(クリックで拡大)(西武HD提供)

 駅からは2階デッキで接続する。外周部に歩廊が設けられ、隣接する公園などから住民が出入りできるように配慮。しかも駐車場は約1700台、駐輪場は約2000台が収容可能。周辺と沿線の住民を視野に入れた「広域集客型商業施設」を掲げている。

 西武グループは最近、所沢駅や直結する商業施設、近辺の球場や遊園地のリニューアルを手掛けるなど所沢エリアの再開発に力を注いできた。西武HDの後藤高志社長はあいさつのなかで、所沢エリアを「ベッドタウンからリビングタウンへ」と位置付け、「暮らす・働く・学ぶ・遊ぶの四つの要素を備えたまちづくりを進めるため、多くの方々と一緒に取り組みたい」と語った。

 住友商事の為田耕太郎常務は「わが社の祖業は、大阪の地域開発を手掛けた不動産業だった」と自社のルーツに言及。全国65の商業施設を運営したノウハウに触れたうえで、「地域の特性に合わせたオーダーメイドの施設運営を心掛けたい」と話した。

 地元所沢市の藤本正人市長も「ここは市の表玄関である所沢駅前に残った最後の大規模開発空間であり、成長戦略の柱となる事業」と指摘。土地区画整理と市街地再開発の事業を一体として進め、「西武鉄道を含む多くの関係会社、団体と共同協定を結び、3年前から駅周辺の賑わい、人と緑のまちづくりを話し合ってきた。環境に配慮した憩いの空間を実現したい」と期待を込めた。

 

主な関係者が並ぶ

左から所沢市の藤本正人市長、西武HDの後藤高志社長、住友商事の為田耕太郎常務、清水建設の井上和幸社長

 

 起工式には西武HDと住友商事やそれぞれの関連会社のほか、施設建設を担う清水建設など共同企業体、地元住民代表ら関係者約50人が出席し、工事の安全を祈願した。工事は11月に着工、2024年6月ごろに終え、同年秋の開業を予定している。
(北嶋孝)(写真は筆者撮影)

 

【関連情報】
・「所沢駅西口開発計画」の事業内容について(西武HD住友商事
・所沢駅西口地区の街づくり(所沢市

 

北嶋孝
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