庁舎統合パネル展示始まる ひばりが丘PARCO前からスタート
老朽化の進む保谷庁舎を取り壊し、田無庁舎市民広場に仮庁舎を整備するなどの「暫定的な対応方策」を含む「西東京市庁舎統合方針」のパネル展示・説明会が7月22日から始まった。(写真は、パネルを見ながら説明を聞く人たち)
初日は西武池袋線ひばりヶ丘駅前のひばりが丘PARCO店1階エントランスで実施された。パネル展示は昨年10月、11月に続いて3回目。いこいの森公園の屋外展示はあったが、人通りの多い駅前の「店頭展示」は初めて。7月31日の田無駅北口のアスタビル2階センターコートまで、計7回の展示が予定されている。
パネルには田無庁舎を活用した「暫定的な対応方策」の計画や工程などの他、2033年度(平成45年度)を目途に庁舎統合を実現、市中心エリアでの統合を視野に検討するなどの基本方針がまとめられた。次々に立ち寄る市民に、市の職員が説明、質問に答えていた。
市内ひばりが丘2丁目の60代の女性はひとわたり説明を聞いたあと、「市報に載っていても詳しい内容までは分からない。こうして実際に話を聞くとよく理解できる」と話していた。泉町5丁目からやって来た森田毅さん(81)は「田無庁舎中庭の仮庁舎建設に反対。保谷庁舎跡地に統合庁舎を建設するのがベストだ」と言う。「田無庁舎は道路が狭く交通不便。しかも中庭には植樹された樫の木などがある。切り倒すのはもってのほか」と話していた。
企画政策課の高橋泰彦主幹は「パネル展示で多くの市民にまず『暫定的な対応方策』を知ってもらい、さまざまな意見を聞きたい。その上で、今後控えている本格的な統合を進めるためにも、庁舎問題に関心を持ち、多くの市民に議論していただきたい」と話していた。
(北嶋孝)
【関連リンク】
・庁舎統合に関するパネル展示を実施します(西東京市Web)
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