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資源物の戸別収集を審議 西東京市廃棄物審10月ごろ答申素案

By in 市政・議会, みどり-環境 on 2018年8月2日

ごみの集積所はなくなる?

 西東京市の廃棄物減量等推進審議会(会長・山谷修作東洋大教授)がいま、資源物の戸別収集について諮問を受け、審議を進めている。これまで市案の概要を聞き、7月31日の第2回審議会で戸別収集に使うカゴの種類などをチェックした。10月ごろには答申素案をまとめ、パブリックコメントを経て11月ごろ市民説明会を予定。来年1月ごろ答申の流れが想定されている。

 西東京市は2007年に可燃ごみ、不燃ごみなどの戸別収集に踏み切ったが、資源物は集積所収集が続いていた。みどり環境部ごみ減量推進課によると、市内の資源物集積所は現在、約6500ヵ所。回収用のかごが強風で飛ばされ、車にぶつかるなどの危険があり、安全確保の上からも対応を検討していた。

 市は5月の第1回審議会で戸別収集のメリットについて(1)高齢者が古紙など重いごみを拠点まで運ばなくてよくなる(2)出所が明らかになるので分別意識が高まり、ごみの資源化が促進される(3)路上のかごがなくなるので飛散の恐れがなくなり、景観もよくなって不法投棄も減少する(4)集積所を設ける際の近隣トラブルがなくなる-などと説明した。

 デメリットとして(1)集積所周辺の地域コミュニティーが希薄になる(2)戸別になると収集車の台数が増える-なども挙げた。

 市案によると、いま戸別収集している可燃ごみ、不燃ごみなどと同じように、住宅の玄関付近に置てもらう。収集回数は、これまで週1回の瓶、缶、古紙・古布類は2週に1回に変え、量の多いペットボトルはこれまでと同じく週1回などとなっている。

 具体的な出し方は、瓶、缶、ペットボトルは蓋のないかごで出し、古紙・古布類は紐で縛るか袋で出す、などと説明した。

 これまでの審議会で「集積所まで持っていくのが大変だった。助かる」「ごみの分別意識の高まりに期待する」など戸別収集に賛成意見は出たが、反対の意思表示はなかった。資源物の置き場所や収集回数、経路、経費などの質問に対する説明にも滞りはみられない。しかし第2回で資源物を入れるプラスチック製かごの見本が持ち込まれ、購入費用がかかるなどと説明を受けたときは、異論や別案が複数の委員から出た。結局、回収容器については、かごや袋など複数の選択肢を検討し、次回に意見を聞くことになった。

 ごみの分別、ごみ出しは各家庭の必須家事。それだけに委員の質問や意見が具体的なら、市側も現場作業に詳しい職員が例を挙げながら説明する。業者団体のある委員は第1回審議会で「これまでいくつかの自治体と仕事の関わりを持ったが、決めたことを通知するだけのところもある。西東京市は頻繁に打ち合わせ、現場サイドの意見にも耳を傾けてくれる」と話していた。

 1日1人当たりの家庭ごみ排出量を表す「家庭ごみ原単位」は、多摩地域ごみ実態調査(多摩30市町村)から市が作成した資料によると、西東京市は排出量の少ない優良グループ。2016年度は立川市、府中市に次いで第3位、363.0グラム。トップ立川市との差はわずか1.5グラムだった。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・廃棄物減量等推進審議会(平成30年度第2回)(西東京市Web
・廃棄物減量等推進審議会(平成30年度第1回)(西東京市Web
・資源物回収用かごの安全対策について(西東京市Web

 

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