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STUDIO&OFFICE「OK西東京」オープン 「おうちの近くでお仕事」をサポート

スタイリッシュな室内

 2019年11月、西武新宿線田無駅南口から徒歩3分の場所に、ワーキングスペース「OK西東京」がオープンした。運営するのは「一般社団法人Hag&Yoga協会」。どんな施設かということに加え、「ハグヨガ」と呼ばれている赤ちゃんとお母さんのためのプログラムにも大いに興味をひかれ、オープンに先立って行われたイベントに参加した。

 

クール & 女性らしい

 

 10月28日に行われた説明会に出かけた。西東京市の田無庁舎に近いビルの2階。ドアを開けると扇型の玄関と壁があった。パンフレットに使われている「STUDIO OFFICE OK」の看板が飾られている。階段を上った先には女性らしい空間が広がっている、という第一印象だ。

 

曲線が印象的な入り口

 

 

 室内は全体がモノトーンでまとめられ、落ち着いた雰囲気が醸し出されている。玄関とつながるオープンスペースは、机や椅子が可動式で形を変えていろいろな集いにも使えそうだ。窓辺にはオフィス用の椅子と机が備え付けられている。ノートパソコンを持ち込んで、集中して仕事をする女性を想像する。

 「スタジオ」は什器を置かない状態では、ヨガやリトミックなど、体を動かす講座を開くことができる。机や椅子を並べて講座や講習会を開くこともできる。

 「一般社団法人Hag&Yoga協会」の代表理事である伊勢佳弥子さんが、来場者一人一人に、施設を説明していた。西東京市議会議員、メディアの記者らが次々にやって来る。西東京市の丸山浩一市長も伊勢さんの説明に熱心に耳を傾け、「ハグって挨拶のハグ?」などと質問していた。

 

丸山市長もリラックス

 

 他にも西東京市産業振興課の職員、西東京市がすすめる女性創業支援事業「ハンサムMama」プロジェクトのコーディネーターである浅川絢子さん、地域創業アドバイザーの東希美子さんらが来場した。

 このスペースは西東京市女性創業支援施設であり、ハンサムママの交流スペース、相談スペースとしての機能も果たしていく、と伊勢さんは話した。来場者の中にはハンサムママプロジェクトで勉強し、創業し、「おうちの近くでお仕事」を実現した人の姿も多くみられた。会場は次第に同窓会のような賑やかな雰囲気になっていった。

 

門出を祝って乾杯!

 

「ハグヨガ」に納得!

 

 ヨガ講師としてスタートした伊勢さんが、どのような過程を経てこの施設を運営することになったのか。「ハグヨガ」はどんなプログラムなのか。伊勢さんの話を聞き、実際のプログラムを見学、体験した。

 

伊勢佳弥子さん

 

 赤ちゃんや幼児を連れて、ヨガのクラスに参加することが大変であることから「お母さんにも赤ちゃんにも、ためになるプログラムがつくれないか?」と思い考案したのが「ハグヨガ」とよばれるプログラムだった。理学療法士、運動療法士である鈴木里奈氏が監修した。姿勢の矯正、インナーマッスルの強化を目的としたヨガ・エクササイズだ。

 抱っこ紐を着用し、赤ちゃんを抱いた状態で運動する。「そんなことできるの?」と、思わず疑問が生じるが、受講したお母さんにも、抱かれている赤ちゃんにも心地よいプログラムという。

 地元でクラスを指導するほか、企業や自治体で体験講座も開くようになった。活動は広まり、2018年は、名古屋、京都、東京、埼玉、などで800人が受講した。また、このプログラムでポイントの一つである抱っこ紐のメーカーと協働を進めてきた。

 その中で、全国でハグヨガを実施できるインストラクターの養成が必要となり、一般社団法人「Hag&Yoga協会」認定校「aromamma」で、ヨガクラスの運営と指導者の養成を行うようになった。指導者となった人が、身に付けたスキルでクラスを運営していけるよう支援している。

 受講した人の満足度が高いので、活動が広がっていった。ますます、ハグヨガを知りたい気持ちが高まり、実際のクラスを見学に行った。

 

お母さんも赤ちゃんも気持ちいい

 

ひばりテラス118でのレッスン。赤ちゃんをハグハグ

 

 ひばりが丘団地のコミュニティーセンター「ひばりテラス118」(西東京市ひばりが丘3丁目)に、お母さんと赤ちゃんがやってきた。首が座った赤ちゃん、抱っこが好きな赤ちゃんなら参加できる。今日は生後5カ月の赤ちゃんが参加した。

 一人が日常の小さな悩みを話すと「たいへんだったねー」と共感する言葉とアドバイスが返ってくる。伊勢さんも加わり、笑いと励ましのメッセージ。クラスの一体感が増してくる。

 先ずは「気をつけ」の姿勢。これだけでも身体の様々な筋肉を使う。
 いよいよ、抱っこ紐を付け、音楽と共に足踏みを基本とした有酸素運動が始まる。音楽のリズムに合わせて、随所で伊勢さんの「ハグハグ」という声がかかる。それに合わせて身体の前に抱っこしている赤ちゃんの背中やお尻の辺りをトントンと優しくタッチする音が重なる。お母さんの体温を感じながらの「トントン」は気持ち良いだろうな。次第に上半身の動きも大きくなり、汗ばんでくる。お母さんたちも気持ちよさそうだ。

 水分を摂って、少し体を休める。この間に、伊勢さんが一人ずつ、抱っこ紐の腰のベルト、肩紐の調整をする。正しい付け方を覚えることによって、長時間の抱っこもお母さんの負担にならなくなると説明した。

 赤ちゃんは、と見るとスヤスヤと寝ている。「うちも寝てます」と別のお母さんが言う。寝ていない赤ちゃんもご機嫌だ。

 

リラックスの極み

 

 続いては筋力アップや体幹を強化する運動。動きは静かでも体には十分な作用が感じられる。赤ちゃんの重さが負荷になり、運動の効果が増す。呼吸を意識して体を動かすことによって、心も穏やかになる。マットを使ってのストレッチ系の運動をする頃は赤ちゃんはみんな爆睡していた。

 最後の合掌のポーズでプログラムを終了する。一人一人が発した「ありがとうございました」という声が「とても満足しました」という気持ちを表しているように聞こえた。

 およそ1時間のプログラムだが、「運動する機会がなかなか持てないので、貴重な時間だ」という受講者の言葉に全員がうなづいた。受講者の一人は帰り仕度をしながら「次の回が楽しみです」と話した。

 赤ちゃんとお母さんのかけがえのない絆が、運動することによってさらに強くなる。ハグヨガが多くのお母さんに受け入れられる理由の一つを実感した。
(渡邉篤子)(写真は筆者提供)

 

【関連情報】
・OK(オシゴト×カイギ)西東京 OPEN(西東京市Web
・OK西東京(HP
・「ハグヨガ」とは?(一般社団法人HUG&YOGA協会

 

【筆者略歴】
 渡邉篤子(わたなべ・あつこ)
 ひばりが丘在住約30年。音楽教室講師の傍ら公民館などで音楽講座の講師を務める。ひばりが丘でエリアマネジメントをする民間団体「まちにわひばりが丘」のボランティアチーム「まちにわ師」2期生。コミュニティーメディア「AERU」担当。

 

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