子ども向けパンフと子ども議会を 西東京市議会運営委が20周年で企画

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙子育て・教育 オン 2019年12月10日

 西東京市議会(田中慶明議長)の議会運営委員会(保谷七緒美なおみ委員長)が12月10日に開かれ、西東京市誕生20周年事業として、小学生向けに議会の仕組みや活動をまとめたパンフレットの作成を決め、初の子ども議会開催も了承した。来年1月に全議員が集まる全体会を開き、趣旨や概要を説明することになった。

 2001年1月21日、保谷市と田無市が合併して西東京市が誕生した。市議会の議会運営委員会は、20周年を迎える2021年(令和3年)1月を挟んで実施する記念事業を検討してきた。パンフレットは2020年度に作成し、子ども議会は翌21年度開催を予定している。

 保谷委員長の説明によると、議会運営委は10月と11月、ワールドカフェ形式の話し合いを重ねるなど、20周年事業の企画を検討。今後はパンフの内容や子ども議会の実施形態、審議内容、開催期日などを固め、市や教育委員会に協力を要請する。この日の会合ではほかに、「例年行っている議場コンサートに(20周年記念の)冠を付けて、もっと大がかりにできないか」などの意見も交わされた。

 来年初めの全体会で、議会運営委が今年7月に視察、調査した彦根市議会の子ども議会のケースを含め、保谷委員長が議運委で話し合ってきたことを報告するという。

 彦根市の子ども議会は、議会のホームページによると、彦根市議会、市、市教育委員会の共催。2009年から始まり、当初は議会開放プロジェクトチームが、後に議場開放促進委員会が中心になって毎年開いている。

 子ども議会は、日本が児童の権利条約を批准した1994年前後から各地に広まった。
 全国市議会議長会の実態調査結果によると、2018年中に子ども議会を開催したのは全国815市・区(792市、23区)のうち198自治体(24.3%)、開催回数は224回だった。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・子ども議会(彦根市
・市議会の活動に関する実態調査結果:平成30年中(全国市議会議長会
・子ども向け市議会パンフレット「教えて 調布の市議会」(調布市

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