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武蔵野運動場の北側入口

西東京市に「MUFGパーク」オープンへ 「武蔵野運動場」を改修、2年後に一般開放 「地域と利用者に居心地のよい場を創っていく」

投稿者: カテゴリー: みどり-環境 オン 2021年5月10日

 三菱UFJ銀行(千代田区丸の内2丁目)は5月6日、西東京市柳沢4丁目に保有する施設「武蔵野運動場」を改修し、図書施設やテニスコートなどを備えた「MUFGパーク(仮称)」として2年後の2023年6月ごろを目指して一般開放すると発表した。郊外の社有地を民間に売却する例は多いけれども、自社施設をリニューアルし、地域との関係づくりを視野に入れて開放する試みは珍しい。地元は歓迎、利用を心待ちにしている。(写真は、北側入口。道路の向かい側が保谷第二小学校)

 

 この運動場は1952年(昭和27年)に健康保険組合の保養所としてオープンした。千川上水を挟んで武蔵野市と隣接。総面積は約6ヘクタール。樹木が生い茂る緑豊かなエリアになっている。

 

武蔵野運動場

北門から場内をのぞくと緑の木々が広がっている

避難広場

災害時は西東京市の避難広場になる

 

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)広報部によると、誕生予定の「MUFGパーク」はテニスコート11面のほか、サッカーや野球に使うグランドなどのスポーツ施設を生かし、数万冊を備えた図書施設(コミュニティー・ライブラリー)を新設する。これまでは主にグループ内で利用してきたが、「持続可能な環境・社会の実現に向けた取り組みの一環」として一般開放することに踏み切った。MUFGと同行が連名で公表したニュースリリースによると、「地域や利用者とともに居心地のよい場を創っていく」と地域コミュニティーとの連携を打ち出している。

 

イメージ図1 イメージ図2

イメージ図3

「MUFGパーク」イメージ図(三菱UFJ銀行のリリースから)

 

 地元の西東京市とは既に話し合いが進んでいる。運動場は武蔵野大学と市立保谷第二小学校と隣接。市立柳沢中学校や都立田無工業高校とも近い。窓口となる市企画政策課は「地域の方々と話し合い、教育関係者のみなさんとも連絡を取りながら、市民のためによりよい活用の場となるように努めたい」(栗田和也課長)と話している。

 

武蔵野運動場の南側入口

武蔵野運動場の南側入口。左は武蔵野大学のキャンパス

武蔵野運動場の専用駐車場

武蔵野運動場の専用駐車場

 

 近隣の自治会、町内会、マンション組合などでつくる「南部地域協力ネットワーク」の副代表、石井智恵子さんは運動場にほど近い新町在住。「とてもうれしい、明るいニュースです」と歓迎し、「図書施設のほか、サッカー場やテニスコートもあるとのことです。スポーツ団体の方から施設の予約に苦労していると聞いているので期待しています」と話している。

 

武蔵野運動場_地図

武蔵野運動場の地図(Google Mapより)(クリックで拡大)

 

 このニュースが報道されると、ネット上でも歓迎の発言が目立った。「市の南側にこういう施設ができるのは、とても意義があります。うまく共存してありがたく使わせていただきましょう!」「遊具が充実してるとよいなぁ」「すぐ近くだ^^;嬉しいけど、道混んだらやだなぁ」などなど。「『MUFGパーク』って呼びづらそう…」と親しみのある公園名を願う声もあった。地元の市議、都議、国会議員らもいち早く歓迎のコメントや要望を発信していた。

 

 都立公園の「六義園」(文京区本駒込)や「清澄庭園」(江東区清澄)は「三菱」の創設者岩崎弥太郎が戦前、東京市(当時)に寄贈したのが基となった。開園したのは清澄庭園が1932年(昭和7年)、六義園は1938年(昭和13年)だった。それから90年近く。「三菱」の武蔵野運動場は今後、一般開放というまた別のスタイルで地域と共生することになる。
(北嶋孝)(写真はすべて5月8日、筆者撮影)

 

【関連情報】
・「MUFG パーク」の開設について(三菱UFJ銀行三菱 UFJ フィナンシャル・グループ
・六義園(東京都公園協会
・清澄庭園(東京都公園協会
・MUFGパーク関連のツイート(twitter

 

 

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