新感覚の車内レクとマップでバスを楽しんで 西武バスと武蔵野美大の共同企画第2弾
西武バス(本社・所沢市)と武蔵野美術大学(小平市)は、産学協同プロジェクトの第2弾として、バス車窓からの景色を活用して車内で楽しめるレクリエーション「CHIGITTE(チギッテ)」と、バスの進行方向に合わせて広げる新感覚のマップ「ムサビご近所おりがみマップ」の配布を3月中旬から実施している。(写真は、車内レクリエーション「CHIGITTE」の紹介動画。西武バス公式YouTubeチャンネルから)
プロジェクトは西武バスが同大にラッピングバスのデザインを依頼したことがきっかけだった。その延長で両社は、利用者が快適に利用できるバスサービスの向上を目指し、西武バスの若手社員からなる全社横断的なチームと、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科の有志学生が共同で展開するプロジェクトを2019年度に立ち上げた。関係者へのヒアリングなどを経て、第1弾は2021年3月、乗り方・支払い方法を表現したピクトグラムと乗務員のイメージビデオを制作した。
第2弾の「CHIGITTE(チギッテ)」は車内の乗客同士のコミュニケーションを活性化させるために、路線沿線に存在する看板や標識の記号やマークを絵札にし、乗車中のバスからそのマークが見えたら絵札をちぎるというレクリエーション。8種類(各10枚)ある絵札の裏には、そのマークにまつわる施設や店舗情報を掲載している。3月18日から小平営業所管内の「寺71系統」(国分寺駅北口-鷹の台駅入口-武蔵野美術大学)などで実施する。
「ムサビご近所おりがみマップ」は、バスの進行方向に従って地図を折り紙のように順番に広げていきながら、沿線の見どころを紹介する。3月中旬から小平営業所とマップ掲載店舗15カ所で無料配布している。
西武バス管理部は「武蔵野美大の学生さんは西武バスの利用者でもあり、美大生ならではの感性や視点、技術をバス事業が抱えるさまざまな問題の解決に生かしてきました。今後も共同の企画を積極的に展開したいと思います」と話している。
(片岡義博)
【関連情報】
・西武バス×武蔵野美術大学 産学共同プロジェクト第二弾の展開が決定しました(西武バス)
・西武バス×武蔵野美術大学 産学共同プロジェクト第二弾「おりがみマップ」と「CHIGITTE」のご紹介(西武バス公式YouTubeチャンネル)
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