
フランスベッドが小平市に新事業拠点開設 福祉用具・医療機器の需要拡大に対応
フランスベッド株式会社(本社・東京都新宿区)は、東京都小平市天神町4丁目に、福祉用具や医療機器の物流などを担う新事業拠点「フランスベッド メディカレント東京」を新設し、5月から稼働を始めた。75歳以上の後期高齢者人口の増加に伴う福祉・医療器具の需要拡大を見据えてサービス体制の充実を図る。(写真は「フランスベッド メディカレント東京」)
新拠点は、老朽化によって2020年3月に閉鎖したパンピー食品(明治グループ)の小平工場跡地に約30億円を投じて建設した。総床面積8248平方メートル、在庫保有点数約1万8000点で、フランスベッドとしては最大規模を誇る。
西東京市芝久保町にあった福祉用具レンタル商品のメンテナンスセンターを移転するとともに、福祉用具のレンタルや販売を展開するメディカルサービス事業と、東京地区の業務集約センター機能を統合することによって、東部を除く東京都の営業と配送拠点としての機能を一体化した。高殺菌力のオゾン消毒を導入した消毒室を2室設置して新型コロナウイルス含む感染症対策にも対応している。
さらにメケアマネジャー向けの研修スペース、福祉用具メンテナンスの見学スペースにも活用し、全国の事業所のモデル施設としても活用するという。
メディカレント東京は「今後、パートタイムの新規雇用を推進して、中長期的に継続的な雇用創出を図っていくことで小平市の活性化に貢献していきたい」としている。
(片岡義博)
【参考情報】
・フランスベッド 東京都小平市に新事業拠点を開設(フランスベッドホールディングス)
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