除名処分を不服として審査請求 都民ファーストの会に桐山都議ら3人 英語スピーキングテストを巡り
英語スピーキングテストを来春の高校入試に活用しないよう求める条例案に東京都議会で賛成投票し、都民ファーストの会から除名処分を通知された桐山ひとみ都議(西東京市)ら3人は10月13日、処分を不服として同会に審査請求を申し立てた。(写真は、東京MXテレビの中継画面から)
同日開いた会見で説明した田の上いくこ都議( 江戸川区)によると、都民ファーストの会の規約(第8条2項)で、代表は公職選挙法にいう公職に就いていなければならないのに、荒木氏は7月に実施された参議院選挙に立候補を届け出たとき東京都議会議員を失職し、(処分決定の際は)代表の資格を失っているという。これらの主張を述べた弁明書を同会に提出。処分の無効を訴えた。
桐山都議は会見で「数々の課題や改善点が出てきた英語スピーキングテストを高校入試に活用しないようこれからも活動したい」と述べ、「おかしいことはおかしい、間違っていることは間違っていると言いたい」「結党当初の精神に立ち返り、一部の企業や都官僚のためではなく、都民のための都政へと、東京大改革を進めていきたい」と強調した。
会見は米川大二郎都議(葛飾区)が司会。桐山都議がこの間の経緯と思いを述べ、田の上都議が審査請求などを説明した。田の上都議によると、都民ファーストの会の規約は一般には非公開。「何度か会派内の会合でホームページなどに載せるように訴えたが、実現されなかった」と言う。
3人は10月7日の東京都議会で、都教育委員会とベネッセが11月に予定している英語スピーキングテストを、来春の都立高校入試に活用しないよう求める条例案に賛成した。所属の都民ファーストの会は、会派の決定に違反したなどの理由で同日、除名通知を3人に送っていた。
(北嶋孝)
【関連情報】
・記者会見の動画(都民ファーストの会 米川大二郎)(twitter)
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