後継者は指名しない 小平市長選不出馬の小林正則市長

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2020年12月19日

会見する小林正則市長

 任期満了に伴う小平市長選(来年4月4日投開票)に不出馬の意向を表明した小林正則市長は、12月18日の定例記者会見で「後継者は指名しない」としたうえで、17日に立候補を表明した小林洋子小平市議会議員(47)について「長年支えて頂き、考え方はほとんど一緒だ」と話した。

 

 小林市長は2005年4月に民主・共産・社民・生活者ネットワーク4党の支援を受けて初当選以来、4期市長を続けてきた。11月25日の市議会で一般質問に答えて不出馬を表明。会見では、4期の成果として①市民活動ネットワークの拠点づくり②都市計画道路の小平3・2・8号線(新府中街道)の事業化③第3次長期総合計画の実現―などを挙げた。

 

 市長選に立候補予定の小林議員は2011年に小平市議に当選した。現在3期目で会派はフォーラム小平に属している。立憲民主党に所属していたが、11月に離党して市長選には無所属で臨む予定。17日の会見では小林市長が掲げる「公開、参加、自治、協働」の流れを継承する考えを示した。

 

 小林市長は小林議員について「野党の推薦をもらえれば政策的には継承者になるが、私自身は指名しない。私が初当選した時に戦った現職の市長は前市長の後継者だった。後継者指名は立候補した時の自分にうそをつくことになる」と話した。

 

 自身の退任後については「不出馬を決めたが引退はしない。次に何をやるかいろいろ考えたが、私には政治の世界しかない。市長でも知事でも国会議員でも、いつでも私はワンポイントリリーフができるという気持ちでいる」と政治への意欲を語った。
(片岡義博)

 

片岡義博
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