子どもらの不安や悩みを受け止め 西東京市のLINE専用窓口スタート

投稿者: カテゴリー: 子育て・教育 オン 2023年8月30日

 なんだか不安、しんどい、家族や先生には話せない…。子どもたちのこんな気持ちを受け止めるLINE専用の相談窓口が8月26日、西東京市に開設された。市内の小中高校生らにQRコード入りのカードを配布。スマートフォンの利用が多い子どもたちの現状を踏まえて気軽に相談できる環境を整えた。

 

(2023年8月15日付け「広報 西東京」第561号の第1面から)

 

 市の説明によると、相談できるのは市内在住、在勤、在学のおおむね18歳まで。時間は夕方から夜にかけて1人になれる時間帯を考慮し、午後5時30分から午後9時30分(受付は午後9時まで)とした。
 実施するのは週2回(水曜日と日曜日)だが、今年度中(来年3月まで)は1回追加してほぼ週3回の予定。8月中と9月1日~6日は連日相談できる。年末年始も特別体制を組んでいる。

 この専用窓口「いこいーな窓口@西東京」で友達登録すると、市の公式キャラクター「いこいーな」がお出迎え。「相談する」「のぞいてみよう」「利用規約」「使い方」などのメニューが表示される。午後5時30分前だと相談できる時間が表示され、「のぞいてみよう」に入って「他の相談先」に進むと、「子ども相談室 ほっとルーム」や「子ども家庭支援センター のどか」など、市が設けている他の相談窓口や、東京都の相談先などが掲載されている。

 

Line の画面から

 

 子ども条例に基づいて運営されている子ども相談室「ほっとルーム」は電話やメール、対面相談で実施されてきた。この子どもLINE相談事業はこれとは別建て。委託料など約900万円の事業費を計上して準備された。受け答えは、委託先で臨床心理士らが担当するという。

 8月28日に開いた記者会見で池澤隆史市長は「市はこれまで(大人向けの)LINE相談(「こころHale・Hale@西東京市」)を実施してきた。子どもたちもいろんなツールで相談できることが大切なので、今後も相談しやすい体制を考えていきたい」と答えた。

 

池澤孝市長

記者会見で質問に答える池澤孝市長

 

 会見での説明では、開設初日の8月26日と27日の2日間で計37件の相談があったが、相談内容などの詳細はまだ把握していないという。

 子どもたちに知ってもらうため、「いこいーな」をデザインした名刺大のカードが市立小中学校の全児童・生徒約1万4300人に夏休み前に渡され、市外の小中学校に通う子どもたち約1560人には郵送された。このほか市内にある都立高校、私立の中学・高校や特別支援学校の生徒にも配布。市内の図書館、公民館、児童館、学童クラブなどにも備えて子どもたちが入手出来るようにした。

 

配布されたLINE相談カード(表、裏)(クリックで拡大)

 

 「いこいーな窓口@西東京」の愛称は、市内の9中学校の生徒会がそれぞれ考えた候補案が市のホームページに公開され、市内在住の小学生がネット投票して決まった。

 担当の子育て支援課は「LINEは匿名でアクセスできるので、相談の敷居が低い。気軽に話せます。奥に隠れた問題がありそうな場合は、別の窓口につなぐこともできます」と話している。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・LINEしてみない? いこいーな窓口@西東京(西東京市web・にしとうきょうキッズ!
・西東京市子どもLINE相談 「いこいーな窓口@西東京」の実施(西東京市Web・西東京市長記者会見資料、PDF105KB

 

北嶋孝
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