西東京市職員の高橋和廣選手 平昌パラリンピック最終予選に出場
西東京市職員でアイススレッジホッケー日本代表の高橋和廣選手(38)が、「2016 IPC(国際パラリンピック委員会)世界選手権B-pool苫小牧」(昨年11月29日から12月3日開催)で銀メダルを獲得し、今秋開催予定の平昌(ピョンチャン)パラリンピック最終予選の出場を決めた。(写真は、銀メダルを手にするアイススレッジホッケー高橋選手=西東京市提供)
アイススレッジホッケーは、下肢に障害を持つ人がアイスホッケーのプレーができるように改良された障害者スポーツで、スレッジと呼ばれる専用のソリに乗り、両手にスティックを持って氷上で激しく競り合う競技。
高橋選手は、西東京市出身、保谷第一小学校、青嵐中学校を卒業。小学生から大学時代までアイスホッケーの選手だったが、21歳の時、スノーボード中の事故で脊髄を損傷。リハビリ中に「アイススレッジホッケー」と出会い、首都圏在住のスレッジプレイヤーが運営する「東京アイスバーンズ」に所属した。日本代表として、2002年のソルトレーク大会から3大会連続でパラリンピックに出場。2010年バンクーバー大会では銀メダルを獲得したが、ソチ大会は予選敗退。平昌パラリンピックの出場権奪還に向けて、チームの副キャプテンとして活躍している。
「はじめはスレッジの操作は他のメンバーより劣っていました。負けるのがいやだったので、人一倍練習しました」と高橋選手。チームは東大和スケートセンターを練習拠点に、土曜日未明から2時間程度夜中に練習をしている。海外遠征は年に3回ほど。仕事を休んで約1週間主にヨーロッパへ渡る。
高橋選手は、「職場の上司、同僚、市の上層部の方たちは、遠征なども快く見送ってくださるので本当に感謝しています。職場の理解があるから競技を続けられるのです」と力を込める。
大学時代のチームメイトには、「怪我をしてもホッケーをやっているよね。本物のホッケーバカだ。でもうらやましい。怪我をしたのは残念だけど、いつも輝いている。世界を相手にしているのはすばらしい」と言われるそうだ。
アイススレッジホッケーは、激しい競技のため現役でプレーできる時間は長くはない。
「今後は指導者として、子どもたちにアイススレッジホッケーの楽しさを伝えたい」と高橋選手。アイススレッジホッケーは健常者でもできるスポーツ。今も地域活動の一環として、市内小学校の道徳の時間に講師として、体験談など話している。
平昌パラリンピック最終予選は、今年4月に行われるA-pool世界選手権で3チームが決まり、今回の苫小牧世界選手権上位3チームと計6チーム総当たりで行う。
高橋選手は、「平昌パラリンピックに出場できるチームは最低で上位2チーム。時間がないので1分1秒も無駄にできません。チームを向上させて万全の体制で最終予選に臨むので、応援よろしくお願いします」と意気込んだ。2019年の世界選手権にはA-poolの試合に出場することも決まっている。
(注)A-poolは、アイススレッジホッケー世界ランキング1位から8位。B-poolは9位から16位。
(柿本珠枝)
【関連情報】
・日本アイススレッジホッケー協会(JISHA)
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