西東京市の池澤隆史市長は5月24日に開かれた市議会の全員協議会で、新たな統合庁舎を2048年度(令和30年度)を目途に実現する、と表明した。今から25年後になる。6月に市民の意見を聞くパブリックコメントを実施、7月に正式決定を予定している。2年前に市長になって以降、それまでの統合方針の見直しを進め、今回初めて統合時期を表明した。(写真は田無庁舎。右の建物は第二庁舎)

 西東京市向台町の武蔵野徳州会病院(桶川隆嗣院長)が6月4日、コロナ禍で控えていた第3回「むさとくフェスティバル」を4年ぶりに開く。「あなたのまちのホスピタル」をスローガンに、桶川院長らの医療講演を始め、医師、看護師、臨床検査技師らによる体験コーナーを設けるほか、近隣の社会福祉法人や市民団体などが出店を設けるなど、病院総出で地域住民らと交流するイベントとなる。

 西東京市に本社を置く大手企業として知られるシチズン時計(佐藤敏彦社長)。本社移転は2001年だが、工場ができたのは1936(昭和11)年で、地域とともに80年以上の歴史を誇る老舗だ。その歩みを伝えるシチズンミュージアム館長の高橋隆行さん(59)と、同ミュージアムの崎田英一さん(63)に話を聞いた。

 昨年末に清水建設の社宅跡地にできた保谷スダジイ広場の、そのまた奥に広がる竹林で、明保中学校の地域学校協働活動の一環として、「親子でタケノコ掘り」の収穫体験が4月16日(日)に行われた。さわやかな春の一日、地下に太く根を張る手ごわいタケノコに挑む親子の歓声が響いた。

 西東京市下保谷地区にある屋敷林と緑地を後世に残そうと活動している「作左衛門の森を愛する会」(伴武彦会長)は3月26日、同地区の屋敷林と緑地をめぐるツアーを実施する。

 東日本大震災から12年たった3月11日、夕闇迫る西東京市の田無駅前で、今年も市民ネット西東京のメンバーによる追悼キャンドルのイベントが行われた。翌12日には東久留米駅前でも追悼のためのキャンドルナイトが行われ、道行く市民らも参加して「フクシマを忘れない」と祈りを捧げた。

 生涯に800体以上のロボットを作り「ロボット博士」と呼ばれた相澤次郎さん(1903〜1996年)が1952(昭和27)年、保谷町(現西東京市)に財団法人日本児童文化研究所を設立した。研究所から生み出された四角顔に丸い目の“相澤ロボット”は、1970年の大阪万博をはじめ科学展やイベントで人気を集め、草創期のロボットのイメージを決定づけるとともに昭和の子どもたちに未来への夢を与えた。

 1949(昭和24)年、田無町(現西東京市)で盆踊りに伴う仮装大会が始まった。意匠を凝らした大掛かりな山車(だし)とさまざまなキャラクターに扮した住民が青梅街道をねり歩くイベントは「関東一の仮装大会」として新聞、ラジオ、テレビで大きく報じられた。大会は年を追って盛大になり、毎年、関東一円から見物客が押し寄せる真夏の風物詩になった。

 西東京市新町1丁目にある柳橋保育園の建て替えが進んでいる。4月から園児を迎える新しい園舎の完成が近づき、現在の木造園舎はその後取り壊される予定だ。新園舎お披露目に先立ち33年間の思い出が詰まった園舎のお別れ見学会が昨年11月19日(土)に開催された。

 西東京市の田無神社が、御遷座三五〇年大祭の記念誌「写真と資料から見る田無神社」を刊行した。1000点を超える写真、資料とともに、神社の由緒から御遷座三五〇年大祭までを紹介。明治から令和までの同神社と地域、人々の姿も垣間見え、著者、編集者の賀陽(かや)智之宮司は「若い方や新しく引っ越してきた方も含めて、地域の歴史を知り、郷土愛をはぐくむきっかけになればうれしい」と話している。

 西東京市にある東大生態調和農学機構(通称「東大農場」)の社会連携協議会が市民委員を募集している。任期は2023年4月から2年、人員は約10人。今期の委員は、社会連携の場と想定される南キャンパスのあり方、イベントや市民交流について、機構・行政とともに話し合うという。締め切りは2月28日。

 ひばりが丘団地エリアのコミュニティー組織「まちにわ ひばりが丘」が3年ぶりに隣接する公園を会場に7回目の周年祭「にわジャム2022」を開催した。新型コロナウィルス感染症を拡大させないよう、2020年は拠点施設「ひばりテラス118」の広場で小規模なマルシェを開いた。2021年はほとんどのコンテンツをオンラインで提供した。形を変え続けてきたイベントが、今年はようやく従来に近い形に戻った。公園を埋めた約6000人の人波は、ずっと地中にたまっていた水が湧き出てできた流れのようだった。(写真は、賑わうひばりが丘けやき公園)

 体験型農園として今年3月にオープンした西東京市の『向台農知園』が、年末の12月22日(木)、「冬至の夜の収穫音楽祭」を市内のコール田無多目的ホールで開催する。ゲストにジャズ・トリオとフルート奏者を迎え、農園の歩みをスライドなどで振り返る一夜。畑を耕してきた市民と農園主らが土の香りとおしゃれな音楽を掛け合わせ、ともに1年の恵みや結んだ縁に感謝するイベントだ。(写真は、農園主の下田将人さんと、農地利用者の兒玉由紀子さん。写真は筆者撮影)

 西東京市の池澤隆史市長と東久留米市の富田竜馬市長が11月7日にそろって警視庁を訪れ、移転が予定されている西東京市の田無警察署の後に運転免許更新センター新設を求める要望書を提出した。西東京市議会第4回定例会で池澤市長が11月26日までに議員の一般質問に答えて明らかにした。(写真は、移転予定の田無警察署)

 障がい者週間の12月3日から9日まで、各地で関連イベントが開かれる。西東京市内の障がい者団体や事業所は期間中の5日から9日にかけて、田無駅周辺で手作り品の販売会を開催する。例年会場にしている田無駅北口の商業施設アスタのほか、今年初めてイングビルや田無庁舎2階のスロープを新会場にして、コロナ禍で少なくなっていた販売機会の拡大に挑戦する。コール田無ではボッチャ交流体験会も開かれる。(写真は、昨年12月にアスタセンターコートで開かれた販売会。西東京市提供)