連載企画「北多摩戦後クロニクル」の第32回でも取り上げられたばかりの小平市平櫛田中彫刻美術館では現在、『Denchu-STRUT でんちゅうストラット―此処リアリズム』が開催されている。近代彫刻の巨匠・平櫛田中が晩年暮らし、創作活動を行った美術館を会場に、現代作家6人の作品が展示されている。

 原爆関連資料280冊を集めた「原爆小文庫」が1976年、旧保谷市下保谷図書館の一角にスタートした。1994年に新設したひばりが丘図書館に移転。西東京市になってからも資料収集を続け、半世紀近い間に約4000冊に育った。この夏、書架を新製品に替え、図書室奥から入口付近に引っ越し。並べ方も工夫して目に付きやすく、手に取りやすい「小文庫」に生まれ変わった。

 7月22日(土)まちライブラリー@MUFG PARKでオープン記念イベントが開かれた。「植本祭・植宝祭」と名付けられたこのイベントは「みんなでライブラリーを作り育てる」ためのお祭りだ。イチオシの本を持ち寄り交流し寄贈する「植本祭」。思い出の品を本箱につめて飾る「植宝祭」。参加者約60人を迎え、ビジュアリスト手塚眞氏の講演、手塚氏とまちライブラリー提唱者の磯井純充氏によるトークセッションも行われた。

 食べ物を取り込む「口」。その変化を通して、多種多様な魚の生態と進化の過程を探る夏の特別企画展が7月22日、西東京市芝久保町5丁目の多摩六都科学館で始まった。水槽内で餌を食べる魚が観察できるほか、エラや顎、歯の標本、捕食シーンを集めた珍しい動画などを展示。ペーパークラフト作成などのイベントも楽しみながら、大人も子どもも魚のヒミツを知ることができる。9月3日まで開催。

 今年の夏も高校野球にプロ野球、都市対抗野球と、野球のトピックは途切れません。野球の話で盛り上がる時、あるいは往年の選手のすごさを想像する時に、「記録」を切り口にすることは結構あるのではないでしょうか。

 埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアムで「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」が7月1日(土)から始まった。「黄金のマスク」で有名なツタンカーメンの物語に迫る展示構成だ。

 西東京市の田無神社が刊行した御遷座三五〇年大祭記念誌の出版記念講演会が5月27日、田無町のコール田無イベントルームで開催された。関係者ら約70人が出席し、記念誌への寄稿者3人による講演が行われた。田無神社の賀陽(かや)智之宮司は「10年以内に記念誌の第2弾を刊行したい」とも話した。

 4月29日から5月7日までの間、多摩六都科学館(西東京市)で「T3初夢コンテスト2023 入選作品展」が開かれている。作品は「T3パズル」という、2色でできた正三角形のピースを敷き詰めて描かれている。作品展示のほか、企画展ブース内で、実際にこのT3パズルを体験することもできる。体験ブースでは、熱中する大人の姿や「できた!」とうれしそうに話す子どもの姿が見受けられた。

 西東京市・下保谷の旧高橋家母屋で3月初め、地域講座『瞽女唄が聞こえる』が開かれました。講師・演者の小関敦子さんはオリジナル曲を交えて瞽女唄を披露し、多くの人たちに深い印象を残しました。新潟県生まれで瞽女唄の連続講座を聞き続けてきた西東京市在住の増田弘邦さんが講座の経緯や背景、演者小関さんのインタビューを通して師事した萱森直子さんの活動などを報告します。(編集部)

 大阪・淀川沿いに広がる河原は、雅楽器の篳篥(ひちりき)に欠かせない良質のヨシの産地でした。ところが近年の環境悪化で全滅の危機を迎え、各地からボランティアが集まって昨年、ヨシの生育を妨げていたつる草抜きが実施されました。今年は2年目。西東京市在住で、雅楽器・鳳笙の製作に長年携わってきた鈴木治夫さん(77)の報告です。(編集部)

 小平市と東大和市は4月12日、図書館の相互利用に関する協定を締結した。5月24日からそれぞれの市民が双方の図書館で本を借りることができるようになる。小平市は3月に小金井市とも同様の協定を結んでおり、今回の協定で隣接するすべての市の図書館との相互利用が可能になった。

 西東京市の魅力ある風景や人、モノなどを写した「西東京百姿(ひゃくし)」フォトコンテスト(主催・西東京市文化芸術振興会)の展示会が始まった。2020年から毎年行われ、第4回の今年は、市内谷戸町の商業施設で4月8日の表彰式とともに開幕。6月まで市内4カ所で巡回展示される。

 西東京市の保谷駅前公民館と高橋家屋敷林保存会の共催による地域講座「 瞽女唄が聞こえる」が3月2日、西武池袋線保谷駅北口から徒歩約5分、下保谷四丁目特別緑地保全地区内にある旧高橋家母屋で開かれる。今年で3回目。

 ウクライナ応援コンサートを成功させようと、開催地・東久留米市の枠を越えて市民による支援の輪が広がっている。

 角川武蔵野ミュージアムで2月4日から「タグコレ 現代アートはわからんね」展が始まった。わかりにくいとされる現代アートを新たな視点と展示方法で紹介し、アートへの入り口を広める意欲的な展覧会だ。(写真は、ミュージアム外壁に展示された《尋ね人》 テレサ・マルゴレス)