長らく空地になっていた西東京市東町1丁目の旧清水建設社宅跡地に12月中旬、コンビニが開店し、隣に「保谷スダジイ広場」がオープンしました。12月20日、敷地の持ち主である清水建設が関係者を招き、オープニングセレモニーが行われました。この土地には以前、民族学博物館(保谷民博)があったのです。いまは知る人が少なくなったその歴史を、下保谷の自然と文化を記録する会の松田宗男さんが紹介します。(編集部)

 ロボットの可能性や魅力に体験を通して触れるイベント「ロクトロボットパーク」が多摩六都科学館(西東京市芝久保町)で開催されている(1月9日まで)。ロボットバトルやサッカーなどゲーム感覚で操縦したり、普段は座ったまま展示されているロボットが稼働したりするなど、訪れた親子は夢中になってロボットとの時間を過ごしている。(写真は、ロボットの仕組みに子どもたちは興味津々)

 ひばりが丘団地エリアのコミュニティー組織「まちにわ ひばりが丘」が3年ぶりに隣接する公園を会場に7回目の周年祭「にわジャム2022」を開催した。新型コロナウィルス感染症を拡大させないよう、2020年は拠点施設「ひばりテラス118」の広場で小規模なマルシェを開いた。2021年はほとんどのコンテンツをオンラインで提供した。形を変え続けてきたイベントが、今年はようやく従来に近い形に戻った。公園を埋めた約6000人の人波は、ずっと地中にたまっていた水が湧き出てできた流れのようだった。(写真は、賑わうひばりが丘けやき公園)

 杏林大学医学部付属病院(三鷹市新川)の第2病棟1階、売店やコーヒーショップなどが並ぶ一角に、ギャラリーアートスペースがある。11月30日まで「日常の中にArtを~病院編~」と題した絵画展が開催中。患者だけでなく、来院する患者家族や病院関係者らにも開かれたスペースだ。(写真は、絵画展「日常の中にArtを」1)

 「中島飛行機」は戦前、武蔵野市や西東京市などの関連工場で、戦闘機などを開発、製造しました。このため米軍による空襲の標的になり、周辺住民にも多大な被害が出ました。地域史を学ぶ「田無地方史研究会」のメンバーらが11月中旬、広い関連地域を4時間余りかけて尋ね歩きました。会員の松崎博さんの報告です。(編集部)(写真は、武蔵野中央公園に残る中島飛行機工場の地下壕のコンクリート床)

 西東京市は市内の文化施設「保谷こもれびホール」と「コール田無」に、企業や商品の名前を付けるネーミングライツ・パートナー(命名権の契約先)を11月1日から募集している。12月下旬に優先交渉権者を決め、来年1月に契約を結んで新しい冠名称がお目見えする。(写真は、保谷こもれびホール)

 11月16日、田無神社の二の酉、熊手市に出かけた。ちょうど琵琶が演奏されており、続いて紙芝居の上演も楽しんだ。開運招福・商売繁盛の熊手の売買が成立すると、威勢のよい三本締めが聞こえてくる。黄色く色づいた銀杏を仰ぎながら、黒砂糖入りのミルク珈琲で暖をとった。三の酉が開催される28日(月)には、お囃子やJazz演奏が予定されている。

 住民が撮った昔の写真をネットに持ち寄り、様変わりしてきた地域の風景を展示、未来につなげようという市民活動が広がっている。この試みは、市民2人が企画した「西東京市写真発掘隊」。今年6月から活動が始まり、「昭和」時代を中心に約120枚の写真が集まった。高度成長期の開発で消えた商店街、建て替えられた学校や駅舎のほか、笑顔がそろう家族写真なども寄せられた。「自分史を西東京史に」。こんな言葉を掲げ、「古い写真を捨てないで」とネット投稿を呼び掛けている。(写真は左が濱口太さん、右が滝島俊さん)

 「障がい者(児)とスポーツをたのしむつどい」が10月2日、保谷小学校の校庭で3年ぶりに開かれました。家族や友人ら約250人が晴天のもと、一緒にスポーツを楽しみました。そのハイライトシーンを収めた映像(3分20秒)が完成し、動画サイト「ユーチューブ」で10月10日に公開されました。イベント開催や動画制作に携わった西東京市障がい者福祉をすすめる会の根本尚之さんが報告します。(編集部)

 ひばりタイムス主催「市民ライターになる講座」(全5回)が10月23日から始まります。2019年秋以来3年ぶり、通算で4期目の開催です。少人数で楽しく学びましょう。  報道文にはいくつか約束事があり、身に着ければすっきりした文章が生まれます。ワイワイガヤガヤ。一緒に腕を磨きながら「ひばりタイムス」に記事を載せてみませんか。

 「商店街に音楽が溢れる一日を作ろう」と小平市のシンガーソングライターと西武新宿線小平駅前の商店街が連携した第1回こだいら駅前商店街音楽フェスティバル「ミラクルミュージックマーケット(MMM)」が10月2日に開催される。商店街アーケードの特設ステージで多彩なジャンルのアーティスト10組が屋外ライブを繰り広げる。

 西東京市の中央図書館に設けられたデータベース(DB)専用席が7月に運用開始となって2ヵ月余り。百科事典や語学辞書、新聞や官報、国会図書館資料など7種類のデータベースを最短でも1時間利用できる上、調査結果の印刷も可能になった。夏休みの子ども向けのイベントに活用するなど周知、利用に力を入れている。

 テストも成績表もない学校の様子、のぞいてみませんか-。こう呼び掛ける映画の自主上映会が9月17日、18日の両日に計4回、西東京市内で開かれる。子どもの食育をテーマにした映画「いただきます」のシリーズ2本に続き、オオタヴィン監督の長編ドキュメンタリーの3作目。子どもたちの楽しめる学校生活を取り上げている。

 世界の出来事が私たちの暮らしにもつながっていることを最近特に感じませんか? こんな呼び掛けで開かれる西東京市の公民館主催「これだけは 知っておきたい! 身近な世界を知る講座」が受講生を募集している。9月22日から12月15日まで毎週毎週木曜日、市内の谷戸町1丁目の谷戸公民館で、各分野の専門家とともに学ぶ。保育付き。申込みは9月15日(木)正午まで。

 義兄の緊急入院で土佐・高知に帰郷した。義兄は完全隔離で対面もできない。時間が余るので7月16日、県内香南市赤岡町で午後7時から開催される「絵金祭り」に出かけた。午前中の雨もあがり、夕闇の中で歌舞伎に題をとった屏風絵が、風にゆらぐろうそくの炎に浮かび上がった。