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ひばりが丘中学校の新校舎内覧会 中原小が3学期から2年間使用

By in 市政・議会, 子育て・教育 on 2019年1月7日

張り紙は「ひばりが丘中学校 新校舎 内覧会」、校門のプレートは「中原小学校」となっていた

 西東京市のひばりが丘団地エリアに、市立ひばりが丘中学校の新校舎(仮称「西東京市立第10中学校」)が完成しました。約2年間は、立て替えを実施する近くの中原小学校(ひばりが丘2丁目)の子どもたちが使用します。年末の12月22日に「内覧会」が開かれました。ひばりが丘団地に住む渡邉篤子さんの報告です。(編集部)

 

明るい! きれい!

 

受付の様子

 

 小雨の降る中、午後1時から内覧会が始まった。真っ白なげた箱が整然と並ぶ昇降口に三々五々来場者の姿があった。上履きに履き替えて校内に入る。

 

暖かな色合い

 

 床のフローリングが柔らかく光を跳ね返す。天井も壁も木目の色が暖かさを感じさせる。

 1階は1、2年生の普通教室が8部屋、特別支援学級の教室が7部屋。それぞれのエリアに多目的室がある。普通教室の廊下は真っすぐに伸び、大人でも駆け出したくなる。きっと、子ども達も走るだろうなぁ。廊下も教室も外光が入り明るい。ここに小学生用の少し小さめの机と椅子が運び込まれ、棚にランドセルが収められた様子を想うと賑やかな声が聞こえてくるようだ。

 中庭を挟んだ反対側は特別教室のエリア。広い家庭科教室のステンレス製の什器がピカピカに輝いている。小学生の教科にはない「技術」の教室は2年間は中原小学校の学童クラブの部屋として使われる。

 今どきの学校のトイレはどうなっているの?興味津津で覗くと、小さな洋式トイレが並んでいた。学校のトイレにまつわる怖い話は生まれそうにない。みんな安心だね。

 

上り下りに優しい階段

 

 ひばりが丘中学校の新校舎ではあるが、約2年間中原小学校の生徒が使用する。改修が可能な部分、設備で対応できる部分、改修ができない部分がある。改修できない階段の「蹴上げ」は14cmとなっている。小学生だけではなく、誰にとっても楽に上がれる階段だ。エレベーターも設置され、バリアフリーとなっている。骨折で松葉杖を使って階段を一段づつ上り下りしていた中学時代の友人を思い出した。今まで我慢していた不便な点が一気に減って「羨ましい!」と見学者の声も聞こえた。

 2階の特別教室エリアは図工室、音楽室、図書室。図書室は絨毯の床に小学生低学年用の椅子が用意されていた。子ども達がくつろいで本を繰るほっとする場になりそうだ。

 

図書室のかわいい椅子

 

 1階の支援学級エリアの上は3階まで吹き抜けの体育館。名称は「アリーナ」。壁面に沢山の木が使われていて、落ち着いた雰囲気だ。入学式や卒業式の印象も変わりそうだ。

 

壁面が見事

 

 2階の普通教室エリアに内覧会のための特別展示があった。中原小学校、ひばりが丘中学校、共に歴史ある2校を建て替えるという大きな事業の過程が様々な資料で示されていた。

 歩いているとよくわからなかったが、新校舎の模型で全体の作りがわかった。見学者の多くも熱心に写真を撮っていた。

 安全な団地の中を歩いて登校。昇降口までが中庭となり、取り囲むように3つのエリアがある。どの部屋も外に面し、子ども達はぐるぐる回って移動する。学校が楽しそうだ。

 

中庭(奥が昇降口)

 

みんなが楽しみに!

 

 内覧会には様々な人の姿があった。

 中原小学校の生徒は学校から既に見学に訪れたという。今回は、保護者、兄弟、姉妹、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒の様子。産まれたばかりの赤ちゃんを抱いた女性。どちらかの、或いは両方の学校の卒業生なのかもしれない。

 近隣のマンションに住んでいる方は、学校の窓から自宅が見えるか確認してしていた。東久留米市に住んでいるという男性は「うちの子供は通わないけど、学校の内覧会なんて滅多にないのできてみました」と話した。ひばりが丘団地自治会の役員の方々の姿もあった。ちょっとしたお祭りのように、地域の人達が訪れていた。

 

新校舎の全景模型

 

 建設が始まったのが2016年の夏。囲の中で何ができていくのか、期待が膨らんでいた。やっと姿が現れ、見学ができる、そんな高揚した雰囲気が感じられた。

 中原小学校のPTA会長、守田葵さんも家族で見学に来ていた。
 「安全な校舎に通わせられるので、親としては安心です。2年後も在籍している学年なので、また新校舎。あまりできない経験なので楽しんで欲しいです」と話した。ご自身も中原小学校の卒業生なので一抹の淋しさは感じるが未来への期待の方が大きい、と言う。

 「大きく環境が変わるので、不安を感じる子どももいると思う。保護者の方にも注意深く見守って欲しい」とPTA会長としての思いを語った。

 

長い道のり

 

 「漸くここまできました」
 西東京市教育部副参与兼学校運営課長の等々力優さんが嬉しそうに来訪者に挨拶していた。

 西東京市教育委員会は2012年度(平成24年度)に「西東京市立中原小学校及び西東京市立ひばりが丘中学校建替準備検討協議会」を設置し、意見を聴取し、準備、検討してきた。長い時間をかけて、多くの大人たちが議論を重ねてきたことが報告書には記されている。中原小学校の建て替えが終り、ひばりが丘中学校の生徒が使用するようになるまで、あと2年かかる。「漸くここまで」には万感の思いがこもっていた。

 この日の来場者は約1500人。予想を大きく上回ったそうだ。

 年末から中原小学校の机や椅子を移動。1月8日始まりの3学期からは子ども達がここに通う。どんな歓声があがるだろう。どんなひばりが丘エリアになるだろう。大人も楽しみにしている。
(渡邉篤子)(写真:筆者提供)

 

【関連リンク】
・ひばりが丘中学校【新校舎】が完成します!(西東京市web
・中原小学校(HP

 

【筆者略歴】
 渡邉篤子(わたなべ・あつこ)
 ひばりが丘在住約30年。音楽教室講師の傍ら公民館などで音楽講座の講師を務める。ひばりが丘でエリアマネジメントをする民間団体「まちにわひばりが丘」のボランティアチーム「まちにわ師」2期生。コミュニティーメディア「AERU」担当。

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