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下野谷遺跡国史跡指定記念式典開かれる

By in 歴史・伝統 on 2015年3月27日
丸山浩一市長

【写真は、挨拶する西東京市の丸山浩一市長。撮影=筆者 禁無断転載】

 西東京市の下野谷遺跡が国の史跡に指定されたことを記念する式典が3月22日(日)午後1時から、同市の早稲田大学東伏見キャンパス内の東伏見 STEP22 (79号館)で開かれた。
 最初に西東京市の丸山浩一市長らが挨拶。続いて来賓の文化庁記念物課長らが祝辞を述べた。いずれも史跡指定が出発点であり、指定後の保存活用の必要を強調していた。

 

 

下野谷遺跡国史跡指定記念式典

【写真は、挨拶する 文化庁の高橋宏治記念物課長。筆者撮影 禁無断転載】

 

 高橋宏治文化庁記念物課長は「文化遺跡はかつて、現状維持で保存するのが鉄則だったが、近年は守るだけでなく、保存活用してまちづくりに生かすという方向に変わった」と述べた。その上で「学校教育と連携させ、まちづくりの中心に文化財を据えて総合的に活用してほしい」と要望した。

 国史跡を複数抱えているという井澤邦夫国分寺市長も「観光に生かすことを考え、見学のリピータ-を増やすことが大切だ」と指摘していた。

 この後、亀田直美文化財保護専門員が遺跡の概要を説明。今制作中の「下野谷遺跡アニメ」のダイジェスト版 や「したのや縄文体操ビデオ」が上映された。

 式典後、高橋龍三郎早稲田大学文学学術院教授の記念講演「民族誌と理論から探る下野谷遺跡の集落」が行われた。

 

下野谷遺跡から出土した土器類。2014年11月26日、田無アスタ センターコート 撮影=ひばりタイムス

【下野谷遺跡から出土した土器類。2014年11月26日、田無アスタ センターコート 撮影=ひばりタイムス】

 

 現在出土した土器類は市内西原の郷土資料室などに置かれている。式典終了後に丸山市長は「出土した土器類を保管するのに、空調設備のあるあらたな保管施設の必要性は理解しているが、早急に事は運ばないので10年ぐらいのスパンで一つ一つ考えていかなければならない」と話していた。
(萩原恵子)

 

【関連リンク】
・祝 下野谷遺跡 国史跡指定 決定!(西東京市Web)
>> http://www.city.nishitokyo.lg.jp/topics/kyoiku/syakyou/syukusitei.html
・郷土資料室(西原総合教育施設2階)(西東京市Web)
>> http://www.city.nishitokyo.lg.jp/sisetu/itiran/other/kyodo.html

【筆者略歴】
萩原恵子(はぎわら・けいこ)
 宮城県石巻市出身。校正者。屋敷林の会代表。下保谷の自然と文化を記録する会会員。かつて保谷に渋沢敬三や高橋文太郎がつくった日本初の民族学博物館の歴史を掘り起こし、広報活動を継続中。ブログ「西東京市・高橋家の屋敷林」その他。著書『タヌキの伝言』(けやき出版)。ひばりタイムスで「西東京市の散歩道」を連載中。

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