
秋晴れに「あるこ」 西東京市でウォーキングイベント開催
西東京市が市民の健康づくりのきっかけに始めた健康ポイントアプリ「あるこ」を活用したウォーキングイベント「あるこで街なかウォーキング」が10月30日、市内で開催された。好天のぽかぽか陽気に恵まれ、新型コロナウイルス禍のストレス解消もあってか、イベントにはカップルから家族連れ、高齢者まで多くの市民が参加した。(写真は、青空の下、イベントのしゃきしゃき体操講座で汗を流す参加者たち。筆者撮影)
この日のイベントは、あるこに登録しているか、登録に興味がある18歳以上の西東京市民を対象に実施。参加者はスマートフォンを持って、市内にある多摩六都科学館、西武新宿線田無駅北口2階ASTA入口前、西武池袋線ひばりヶ丘駅南口広場の3カ所に置かれたチェックポイントのいずれか1カ所でチェックを受けた後、ゴール地点のいこいの森公園ボール広場(緑町)を目指して歩いた。
受け付け開始前から列
チェックポイントやゴール地点では協賛団体、企業などの協力で野菜やオリジナルグッズなどの景品が配られ、受け付け開始前からチェックを待つ人が並ぶ賑わいに。
チェックポイントでのQRコードの読み取りなどをもとにした市の集計によるとイベントには約300人が参加した。
また、ボール広場では、ウォーキング講座や市オリジナル体操「しゃきしゃき体操」講座も開催され、軽い運動を楽しむ姿も見られた。しゃきしゃき体操の講座に参加した西原町の40代のご夫婦は昨年11月のアプリスタート直後に登録し、ランキングを楽しんだり、チャレンジ課題を達成した人に協賛品などがあたる「あるチャレ(あるこでチャレンジ)」でお米をゲットするなど、アプリを満喫している様子。「ランキングで町内2位だったりすると、1位の人はどれくらい歩いているのか気になって、もっと歩こうかなとか思います。しゃきしゃき体操は初めてやりましたが、久しぶりに体を伸ばしたりして、いい運動になりました」と笑顔を見せた。
池澤市長も参加、意気込み新た
ウォーキング講座には池澤隆史市長も参加。「きょうは秋晴れで最高のウォーキング日和。今後もこうした歩くイベントをご用意し、『健康』応援都市として、健康な方をお一人でも増やしていきたい」と意気込み新たに話した。
あるこ事業を担当する市健康福祉部健康課の五十嵐豊課長は「市民の方にとっていい時間になっていればよかった。チェックポイントでアプリを新たにダウンロードする方も多く、皆さんの健康づくりに伴走するという目的を形にできた。これからもやっていきたい」と手応えを語っていた。
(倉野武)
【関連情報】
・あるこで街なかウォーキング(西東京市Web)
- 西東京市のヒートアイランドと水害を考える 保谷の床上浸水体験に関心も 西東京市図書館が講演会 - 2023年9月9日
- 西東京市民まつり11月に4年ぶり開催 「みんなでつくる」をテーマに環境、子どもイベントも - 2023年9月3日
- 西東京市図書館が「地域を知る講演会」開催 江戸時代の田無・保谷の生活にスポット - 2023年8月28日