
眠っている家庭の食品に活用の場を 西東京市社会福祉法人連絡会がフードドライブで寄付呼び掛け
家庭に眠っている食品を持ち寄り、「子ども食堂」や「中学校放課後カフェ」などに寄付して有効活用しませんか-。西東京市社会福祉法人連絡会がこんな呼び掛けの下に、1月5日からフードドライブを始めた。家庭だけでなく最近は企業の寄付も始まっているという。1月19日まで市内の24カ所で受け付ける。(食品を持参する施設はピンクの幟が目印。市内栄町3丁目の保谷苑)
フードドライブは2018年7月、市内の社会福祉法人で組織する同連絡会が始めた。それから年2回、コロナ禍による中止はあったもののほぼ毎年続け、今回が9回目。受け付けるのは白米や玄米などのお米、パスタ、そうめんなどの乾麺のほか、缶詰、飲料、調味料など。未開封、未使用が条件となる。賞味期限が明記されていない食品やお酒、常温で保管できない生鮮食品などは預かれない。
持ち寄る窓口は、老人施設・障がい者施設や事業所、保育園などの社会福祉法人に加え、西東京市役所の田無庁舎、保谷庁舎、エコプラザなど計24カ所。社会福祉法人連絡会のピンクの幟が目印になる。受付時間は各窓口で異なる。
同連絡会は市内の社会福祉法人などが集まって2016年12月に結成した。現在、市内の23法人が参加している。事務局は西東京市社会福祉協議会内にあり、担当者は「最近はフードドライブに参加する企業も増えてきました。各家庭を含めて多くの方々の寄付をお願いしたい」と話している。
前回2022年7月のフードドライブは21団体が参加。27事業所の窓口に176箱の食品が集まり、市内の子ども食堂や中学校の放課後カフェなどに渡ったという。
(北嶋孝)(保谷苑の写真は筆者撮影)
【関連情報】
・第9回フードドライブを開催します(西東京市社会福祉協議会)
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