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手作りマスクを西東京市に寄贈 臨時休校中の中高校生プロジェクト

作ったマスクを丸山市長に渡したあと一緒に記念撮影(田無庁舎・市長応接室)

 新型コロナウイルスの影響で臨時休校中の西東京市の中高校生ら5人が、不足しているマスク作りのプロジェクトに参加し、できあがった手作りマスク100枚を3月31日、丸山浩一市長に手渡した。

 この日集まったのは中学3年の中澤大洋君(緑町)、糟谷邦洋君(保谷町)、八代真衣香さん(保谷町)ら4人。「職員のみなさんで使ってください」と、透明な袋に入ったマスクを市長に手渡した。丸山市長は「窓口に立つ職員にマスクは欠かせない」と感謝した。

 5人は西東京市の消防少年団のメンバー。指導者を務めるジョージ防災研究所代表で、防災アドバイザーの小野修平さんが呼び掛け人だった。「新型コロナウイルス拡大で学校は休み。公民館や図書館も休みで、自宅にいる中高生は生活が不規則になりがちです。それなら不足しているマスク作りに参加してもらいたい」と呼び掛けた。プロジェクトは「若者による手作りマスクで社会を明るくするプロジェクト」と名付けた。

 参加者は3月23日から計4回、西武新宿線東伏見駅前にある小野さんの事務所に集まった。小野さんは消毒液などを用意し、換気に配慮。カラフルな布地などの材料も準備した。あとは集まったメンバーが段取りを決めて作業した。布を張り合わせ、織り目を入れてアイロンをかける。マスクの左右をミシンで縫い、スペースを作ってヘアゴムを入れる。仕上げの終わったマスクをビニール袋に入れ、手際よく箱に詰めた。

 

布を折ってアイロンかけ

ミシンをかけ、ヘアゴムを結ぶ

みんなで仕上げて袋詰め

 

 マスク作りが追い込みに入った29日午後、作業中の事務所を訪れた。中高生の3人が分担してマスク作りの最中だった。呼び掛けに手を挙げた訳を尋ねると、中澤君は「自宅でゲームばかりしていたので、みんなに会いたかった」と言う。親に話したら「家でゴロゴロされたら掃除の邪魔だから、行ってらっしゃい」と言われた。八代さんも「みんなに会いたいと思った」。小学校のころから一緒に活動したメンバーが多いのだ。

 マスクの寄贈先もメンバーで話し合った。「多くの人と対面して話し合う仕事をしている人に使ってもらいたい」「市民の窓口は市役所。大切な仕事だし、(ウイルスに)うつってもいけないし、うつしてもいけない場所にいる」…。話し合いの末、市役所に持っていくことにした。

 小野さんは「私はマスク作りの環境を整えただけ。感染予防に注意しましたが、実際に段取りや寄贈先を話し合って決めたのは中高校生です」と話していた。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・ジョージ防災研究所(HP
・西東京消防少年団(HP

 

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