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大学でオンライン授業広がる 嘉悦大、津田塾大、武蔵野大

投稿者: カテゴリー: 健康・福祉文化・スポーツ オン 2020年4月9日

嘉悦大学は全施設を閉鎖し、学生と教職員の入構を原則禁止した(写真は筆者撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の防止に向けて、国内外の大学でインターネットを使ったオンライン授業の導入が急速に進んでいる。北多摩地域では小平市の嘉悦大学、津田塾大学、西東京市の武蔵野大学が教室での対面形式による授業は感染リスクが高いと判断し、それぞれ今年度の授業をオンラインで実施することを表明している。

 嘉悦大学(井上行忠学長)は4月8日、春学期は5月18日から6月5日までパソコンやスマートフォンで受講する授業にすると発表した。在校生や新入生に対するガイダンスも5月11~15日にオンラインで実施。6月8日以降はキャンパスで対面授業をする予定だが、感染症の拡大状況によってオンライン授業を延長する可能性があるとしている。これに伴って4月8日から学内の全施設を閉鎖。学生と教職員は閉鎖施設内への入構が原則禁止された。閉鎖期間は未定。

 また政府が4月3日に外国人の入国拒否対象を計73カ国・地域に拡大した措置を受けて、嘉悦大学は入国拒否対象地域に滞在して日本に入国できない外国人留学生への対応を決定した。春学期に休学するかどうかを選んでもらい、休学せずに授業を受ける場合、10単位程度のオンライン授業をインターネット経由で履修して単位を取得できるようにした。休学する場合は通常徴収する在籍料(10万円)の納入を減免する予定。

 津田塾大学(高橋裕子学長)は4月7日、今年度の授業を4月22日から少なくとも5月13日までオンラインで実施すると発表した。現在、全教員が新しいスタイルの授業に向けて準備を整え、受講方法や情報通信環境やシステム管理について検討を進めている。ただしネットでの授業が難しい科目は集中講義などの方法を検討する。導入に伴って学生のキャンパス入構制限を5月13日まで強化するとしている。

 

武蔵野大学武蔵野キャンパス(西東京市)(写真 @northisland)

 

 武蔵野大学では3月23日にオンライン授業の導入を決めた。1学期(4月9日~5月28日)は対面授業をせず、4月は課題・レポートとともにネットを使った授業移行に向けた試行、5月から大多数の授業科目が初の本格的なオンライン授業を実施する。授業はそれぞれ自宅で行うことを原則とし、ネット環境を求める外出は慎むよう求めている。対面授業の再開は都内の感染状況などを総合的に判断して決めるという。 

 同大の西本照真学長は公式サイトで「試行錯誤をしながらオンライン授業をスタートさせることになります。この危機を乗り越えるために教員と学生がオンライン上での対話を通じて、ともに新しい価値を生み出していく共創(Co-Creation)の意識で授業に参画してください」などとするコメントを発表した。
(片岡義博)

 

【関連情報】
・新着情報(嘉悦大学
・政府による緊急事態宣言の発令対応について(嘉悦学園
・【新入生・在学生の方へ】4月22日(水)からのオンラインでの授業実施について(津田塾大学
・1学期(4月9日~5月28日)の学修(授業)について(武蔵野大学

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。2009年から全国52新聞社と共同通信のウェブサイト「47NEWS」で「新刊レビュー」を連載。著書に『文章のそうじ術』(言視舎)など。小平市在住。

 

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