オンライン授業2月10日まで継続、14日からゆるやかに対面授業再開へ 西東京市の小中学校が柔軟なコロナ感染対応
西東京市は2月3日、新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施している市立小中学校27校すべてのオンライン授業を2月7日から10日まで継続し、翌週14日から対面授業を再開する、と発表した。オンライン授業が長引いたことを踏まえ、対面授業再開時は「復習しながら丁寧に進める」という。(写真は、自分のタブレット越しに先生や友達の様子を見ながらの授業=田無小学校提供)
オンライン授業の継続中はこれまで同様、家庭学習が難しいなどの子どもを「預かり」、校内で授業に参加できる体制をとる。小学校を中心に基本的に午前中だった授業はあらたに、学年や学校によって午後もできることにした。感染リスクを考慮して給食の提供はない。午後授業のとは弁当持参を保護者にお願いする、としている。
オンライン授業期間が長くなったので「登校日・相談日」を学校ごとに設定。その際は校庭で身体を動かしたり図書館の本を貸し出したり個別に面談したり、3密に配慮した対応を検討する。
2月14日から対面授業を再開する際は、これまでの経緯を考慮して復習を心掛け、丁寧に授業を進める、としている。個別の事情で登校できない場合は教材を事前配布して家庭学習できるようにするほか、オンラインの面談や電話連絡などでサポートする。この間登校できなくても欠席扱いにしない、としている。
西東京市の市立中学校の3年生は1月19日から、中学の1~2年生や小学校全学年は1月25日から始め、ともに2月4日まで、コロナ感染防止のため全面的なオンライン授業実施に踏み切った。昨年9月、小学1年生を除いて全校で実施して以来、2度目の全市規模のオンライン授業。今回も感染防止に配慮しつつ、きめ細かな対応を準備した。感染状況によってはオンライン授業をさらに継続する場合もあるとしている。
*写真は、市立田無小学校のホームページから。提供していただいた同小学校の厚意に感謝します。
(北嶋孝)
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最後から2番目の段落で間違いがありました。冒頭は「1月14日」ではなく、「2月14日」です。お詫びして訂正します。(北嶋)