Print This Post Print This Post

下野谷遺跡が国の史跡へ 文化審議会が答申

By in 歴史・伝統 on 2014年11月23日

 縄文時代中期の大集落跡として知られる西東京市一帯の下野谷(したのや)遺跡が11月21日、あらたに国の史跡に指定されることになった。文化審議会が「東京湾要塞跡」の二つの砲台跡(神奈川県横須賀市)などとともに文部科学相に答申した。年明けの官報告示で正式決定すると、西東京市が単独で所有する文化財として初の国史跡になるという。

住居復元模型

【遺跡公園内に復元した縄文時代の住居 撮影:ひばりタイムス 禁無断転載】

 下野谷遺跡は縄文時代中期(約5000年から4000年前)の環状集落(ムラ)跡。西東京市の石神井川沿いに広がり、関東地方でも珍しい大規模な遺跡。西東京市は2007年(平成19年)、下野谷遺跡公園(東伏見地区、約14万㎡)をオープン。市民団体と協力して遺跡の調査、保存を続け、出土品などを市内西原町の西東京市郷土資料館に保管、展示してきた。

 昨年、遺跡公園の隣接地に相続問題が発生。市は文化庁や東京都と協議。住民らに説明会を開き、地権者の同意を得て今年7月に史跡指定に向けて文部科学相に意見書を提出していた。

 遺跡の普及をめざして毎年「縄文の森の秋まつり」を市民や学生ボランティアとともに開催。8回目を迎えた今年も10月12日、遺跡公園を中心に火おこし・勾玉作りなどの体験イベントが開かれ、出土遺物が展示された。
(北嶋孝)

下野谷遺跡公園

下野谷遺跡公園

【参考情報】
東京湾要塞砲台跡、史跡に 西洋の築城技術導入 文化審答申(朝日新聞)

(Visited 345 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA