「『健康都市西東京』の実現をめざして」 丸山市長が施政方針 「希望と誇りを次世代に」

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2015年2月28日

丸山浩一市長

 西東京市議会の2015年第1回定例会が2月27日(金)開かれ、丸山浩一市長がこれから取り組む課題と基本姿勢を盛り込んだ施政方針を発表した。

 まず、今後10年の西東京市の基本方向を示す「第2次総合計画」と「持続可能で自立的な自治体経営」をめざす「第4次行財政計画大綱・地域戦略プラン」を昨年、同時期に決めたは「大きな転換期となった」と前置き。「総合計画と行財政計画を車の両輪として、市民のみなさまとともに市政を前進させ、希望と誇りを次世代にしっかりとつなげていきたい」と強調した。

 

 今後取り組むまちづくりの課題として、(1)児童・高齢者などの見守りや防災・健康作りのため地域コミュニティーの再構築(2)子どもを安心して産み、健やかに育てられる環境作り(3)虐待やいじめを未然に防止する教育環境の充実(4)医療・介護・介護予防・住まい・生活支援サービスが切れ目なく提供できる地域包括ケアシステムの構築-などを挙げ、「健康都市」実現に向けて取り組む姿勢を明らかにした。

 このほか、国の史跡となる下野谷遺跡や市のキャラクター「いこいーな」などを活用して「西東京ブランドの創出と魅力の発信につなたげたい」と述べた。

 行財政改革は、大綱の主要項目である「公共施設の適正配置・有効活用」に取り組み、毎年度更新される「アクションプラン」に基づいて着実に進める。保谷・田無の二庁舎体制は「公共施設の適正配置における最大の積み残し課題」と指摘。市民の意見や行革推進委の「提言」などを踏まえて検討を重ね、「将来の形を見据えながら、喫緊の課題と丁寧な市民との合意形成に対応する、現在選択できる合理的な方向性で庁舎統合方針案を示したい」と述べた。

 このあと、一般会計の総額が762億7100万円となる過去最大規模の2015年度当初予算案の説明に入った。
 ( 西東京市予算案は次の記事を参照 >>

 

丸山市長の施政方針演説が行われた西東京市議会第1回定例会。

丸山市長の施政方針演説が行われた西東京市議会第1回定例会。

 

 施政方針演説のあと、難病新法の成立に伴って市の難病者福祉手当を改定するための市条例改正案が出席議員全員の挙手で可決された。

 会期は3月31日までの32日間。2015年度当初予算案など提出された議案47件、陳情10件が提出された。3月2日から本会議の代表質問、9日から委員会審議が予定されている。

 

【関連情報】
・市長施政方針「『健康都市西東京』の実現をめざして」(概要)(広報西東京 No.354、平成27年(2015)3月15日号

 

 

北嶋孝
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