読者特集「ひばりタイムスとわたし」 多様多彩な「みんなの声」

投稿者: カテゴリー: メディア・報道連載・特集・企画 オン 2023年12月27日

【31~40】

 

【31】お疲れさま!「ひばりタイムス」-「議会取材ができなければ何も始まらない」 佐藤和文(仙台市)


 「ひばりタイムス」がしめくくりの時を迎えているそうですね。お疲れさまでした。地方新聞社やローカルに基盤を置くテレビ局など、既存メディアが重大な危機を迎える中、ローカルにはまだまだ伝えるべき事柄があることを「ひばりタイムス」は具体的な事例とともに分かりやすく教えてくれました。
 特に印象的だったのは関連する自治体の議会取材を、地方メディアの大原則通りに敢行しようとしている点でした。言うまでもなく、「議会」は戦後民主主義を支える要素です。昨今の「議会風景」は原則を踏み外した感があり、国民・市民がしっかり見守る必要があります。
 地方議会に張り付く形のメディア活動には、大変な手間と能力を要します。取材を担当する「記者」には、ローカルの価値を信じるこだわりが必須だし、インターネットの登場を機に急速に進んだ「情報過多社会」にあって、ややもすれば埋もれそうになる恐怖心と戦う必要も生じます。
 「ひばりタイムス」編集長の北嶋孝さんにインタビューした際、北嶋さんは「地元の自治体の議会取材ができなければ何も始まらない」と笑っていました。「あ、これは本気だ」と感じたものです。大小さまざまなメディアが存在する中で、孤軍奮闘に近い形で新しいメディアを立ち上げ、運営した「ひばりタイムス」の経験は、全国各地のローカルメディアの担い手たちに引き継がれるはずです。
 摂南大学現代社会学部准教授、松本恭幸さんの新著「地方メディアの挑戦」(風媒社)に「市民によるローカルジャーナリズムの取り組み」として「ひばりタイムス」が紹介されています。
(12月22日、仙台発のネットメディア「TOHOKU360」編集デスク)

・西東京市の地域報道メディア「ひばりタイムス」(全7回)(Web日誌2.0)…

 

議場

減給条例を可決した西東京市議会(2021年9月)

 

【32】思いをどうわかりやすく文章で伝えるか  水野幸子(西東京市)


 この度、地域のみなさんのために長年がんばってこられたひばりタイムスさんが年内でおやめになるというお知らせを聞いて、びっくりすると共に何とも淋しい気持ちになりました。
 私は3年ほど前から、「にしとうきょう市民放射能測定所あるびれお」のボランティアをしています。2022年2月に「あるびれお」初のオンライン講座を開催した折には、編集長の北嶋さんに大変お世話になりました。私がその報告記事を書くことになり、文章の書き方を丁寧に教えていただきました。
 キャプションという言葉さえ初めて聞いたぐらいの私ですが、自分の思いをどうわかりやすく文章で伝えるかということを指導していただき、とても勉強になりました。
 私が今心を痛めていることは、戦争のことやPFASのこと、どれも理不尽なことばかりこの思いをどこにぶつければよいのでしょう。本当にひばりタイムスのような地域紙がなくなることは残念です。
(12月23日)

・「ふくしま30年プロジェクト」10年間の取り組み 市民放射能測定所「あるびれお」が初のオンライン講座(2022年2月17日

 

 

【33】書きたいだけ書いて下さい  増田弘邦(西東京市)


 西東京市を中心に、北多摩地域の政治・経済・市民の文化活動・季節のたよりを写真入りで情報発信されてきた北嶋孝さんの「ひばりタイムス」が情報発信を停止されることは残念です。
 市議会の傍聴・市長・市議会選挙情報などは、大新聞では拾いいきれない貴重な情報発信でした。
 私は、東大農場を分断する都道開通(住民に連絡無しにバス停横の横断歩道抹消)や、保谷駅前公民館の主催の瞽女唄鑑賞講座について記事を書かせていただきました。
 私の生まれ故郷である越後の瞽女唄について、北嶋さんは『書きたいだけ書いて下さい。』とご自分の体験をふまえて、字数制限することなく、自由に書かせていただきました。おかげで、私の故郷である越後で聴いた瞽女唄や、小関敦子さん萱森直子さんの瞽女唄への思いを書くことできました。私にとって想い出に残る一文になりました。

 記事はその後も閲覧できるようにしていただいたこともありがとうございます。
 「ひばりタイムス」で発信された記事が、今後も閲覧できるようにしていただけること期待します。
(12月23日)

・都道「西東京3・4・9号線」の一部交通開放 旧東大農場分断、横断歩道変更や信号廃止も(2021年8月3日
・瞽女唄に魅せられて 越後の公演で萱森直子さん、小関敦子さんと出会う(2023年4月29日)…

 

 

 

【34】信頼できる「顔が見える記事」  匿名希望(西東京市)

 さまざまな情報があふれている中で、ひばりタイムスは筆者の方の顔が見える記事で構成されていて、とても信頼できました。見慣れた景色や行事が自分とは違った角度で語られ、刺激や癒しをいただきました。ひばりタイムスの配信メール(週刊ひばりタイムス)は「今日は木曜日。今週もあと少し頑張ろう!」とペースメーカーにもなっていました。
 編集長の北嶋さんをはじめ、市民ライターの皆さんには、市議会など傍聴しないと得られない情報から、近所の身近な話題まで、さまざまな記事を届けてくださって本当にありがとうございました。
(12月23日)

 

 

【35】情報発信の重要性とまちへの思い  有賀達郎(中野区)


<はじまり>
 北嶋さんがひばりタイムスをスタートされる前にFM西東京の3階にお越しになりお話をしていただいた場面を今も覚えています。この街に住みながらも現役バリバリの頃は「寝に帰ってきているだけのこの街」が、改めて「自分の終の棲家だ」と感じて、そのまちの良さを確認し伝えようという気持ちからひばりタイムスを始めるというお話でした。当時私はFM西東京の代表でしたが、我々の掲げているのと同じ思いの方がこのまちでローカルメディアを始めるとのことでとてもうれしくなりました。
 その後、番組に出演していただいたり、解説をしていただいたり、取材先でお会いするなど、このまちで一緒に活動している方がいらっしゃると、いつも心強く感じていました。
 当初お一人で取材から執筆、運営までこなしていた北嶋さんを拝見していつも頭が下がる思いでした。北嶋さんが自ら議会や市役所で取材をして現場にも行って記事にされてきた積み重ねはこのまちにとって大きな蓄積になっています。この流れを引き継いで、同じ思いの方が現れて、まちのことを伝えるローカルメディアにつながっていって欲しいと思います。
<投稿>
 私はおかげさまでひばりタイムスに何回か記事を書く機会をいただいたり、こちらからお願いしたりすることがありました。最初は2015年の3月に掲載いただいた記事で、東日本大震災の時にFM西東京がどんな放送や活動をしたのかを書きました。局の社員だけでなくこのまちのボランティアスタッフの方々のおかげで大切な情報を発信できたということを改めてまとめることができ、私の拙い文章ですが、今読み返しても当時の様子が思い出されてきます。(わがまちの震災 2015、同年3月6日~13日)
 その後、私がFM西東京の運営からは外れたのでラジオ局としてのお付き合いは後継のスタッフたちが引き継ぎましたが、個人的には2018年10月に私がデンマークを視察した時の様子を寄稿する機会をいただきました。エネルギー、政治、教育、経済、環境、社会などについて日本との大きな違いを2回にわたり伝えるとともに、同じ人間がこうした社会を作れるのだから、日本だってより良い方向に変わることができるのではないかという私の思いを記すことができました。(有賀達郎のデンマーク報告「幸福度の高い社会」を視察する(上 2018年10月21日下 25日
 また、2021年11月には、西東京市にある東大生態調和農学機構の社会連携協議会が主催したオンライン・シンポジウムの報告を「東大農場・演習林をみんなで活かす。東大生態調和農学機構のシンポジウムを終えて」というタイトルで掲載していただき、近くにありながら詳しくは知られていない東大生態調和農学機構について多角的にお知らせをする機会になりました。社会連携協議会では来年度から新たに発信したいと思う取り組みを企画しているところなので、またお世話になることができなくなり残念です。(「東大農場・演習林」をみんなで「活かす」 東大生態調和農学機構のシンポジウムを終えて、2021年11月9日
<これから>
 これまで北嶋さんが作られてきたひばりタイムスの信頼感をどなたかが何らかの形で引き継いでいただければと思います。牽引していくパワーが必要だと思いますが、思いを同じくする周りの方々が一緒になってこのまちの魅力を伝えていただければと思います。
 先日発表された将来人口の推計によると、今後、西東京市は2050年になっても現在より人口が増加するという数字が出ているので(近隣市もあまり減少しない)、このまちに新たに住む方たちが、「このまちに住んでいて良かった」と思えるような情報発信はますます大きな意味を持つと思います。
 北嶋さんが築いたまちの情報発信の重要性とまちへの思いの大切さを引き継いでいく方が登場されることを願っております。北嶋さん、お疲れさまでした。
(12月23日)

 

東大西東京キャンパスの正門

東大西東京キャンパスの正門(2015年8月)

 

【36】早く、広く、深く 例のない「ネットの地域紙」  萩原恵子(西東京市)


 ひばりタイムスさん、お疲れさまでした。地域のニュースを広範囲に掲載し、しかもマスメディアにいたときと同じ手法で、新聞人としての矜持を崩さず取材と編集を貫いたことはさすがだと思います。回を重ね、いろいろな書き手が入り数多く行事をフォローし、地域紙として、記事に厚みがでてきたようですが、それなりに編集が大変になったのではありませんか(すみません、私もだいぶご迷惑おかけしました)。でも、こういう地域の情報を網羅したネットの「地域紙」はほかになかったのではないでしょうかね。
 地域の情報が紙からネットに移行するときに、「早く、広く、深く」というネットの利点を生かした情報紙として先鞭をつけた「ひばりタイムス」。西東京市の一時代の証言者として、そのうちDVDにして、図書館か博物館に保存する……ようになればいいですね。そういう時代がくるのでは?
 さあ、北嶋さんには今度は編集ではなく、好きなように取材し書いたものを読ませていただきたいです。
 また倒れるまで一生懸命取材し、書いていらした柿本珠枝さんにも感謝いたします。
 10年間「ひばりタイムス」をありがとうございました。
(12月23日)

・西東京市の散歩道(全7回、2015年2月11日~7月26日
・西東京市に地域博物館を! 第3回講演会が1月22日、柳沢公民館で(2023年1月4日)…

 

 

【37】うらやましく思っていました  岡本由香(川崎市)


 私は、写真も学びたいと参加されていた北嶋さんと写真教室でご一緒させていただきました。急な取材で実習をお休みされたり、教室に提出される課題からも「伝えたい」お気持ちを強く感じました。
 ひばりタイムスの発信の幅広さと、的確、明瞭な内容は、自分の地域では見当たらず、うらやましく思っていました。これまでの情報発信から、まだまだ学べる事は多いので引き続き訪問させてください。そして、発信を続けられることを願っています。
(12月23日)

 

 

【38】この街をよくしていこう 気概に溢れたメディア  荒 昌史(東久留米市)


 ひばりタイムスに取材をしていただいたことは、とても有り難かったですし、うれしかったです。何よりもこの街をよくしていこうという気概に溢れたメディアだったように思います。そこから学ばせていただきました。長い間、大変におつかれさまでした。ひばりタイムスの魂は、永遠に。
(12月24日)

・暮らしのコミュニティは ゆるやかなつながりから 助け合いときずなが「まち」を育む(2022年7月5日

 

 

【39】過去記事も見られるように  亀倉 康悦(西東京市)


 「ひばりタイムス」との出会いは、「小学校の学級閉鎖記事のこと」からでした。すばやい対応と記事の信頼性から、どんどんと記事の深堀が始まりました。
 小生もこの地域に居住すること45年が経過し 現役時代は振り返ることもなかった 地域の歴史を紹介していただいたこと感謝しております。
 過去の掲載記録を今後も見られることを希望としつつ、 関係者皆様の今後のご健康と発展をお祈り申し上げます。長きにわたり ありがとうございました。
(12月24日)

 

 

【40】いつかまた、新たなメディアがこの地から  加藤涼子(西東京市)


 2015年2月創刊以来、約10年にわたる「ひばりタイムス」の歴史は、私の西東京市議会での歩みと時を同じくしています。
 この10年間、本会議のみならず常任委員会、予算・決算特別委員会の傍聴席にはいつも北嶋編集長の姿がありました。そのことにいつもどれだけ励まされ、支えられてきたか――。言葉では言い尽くせません。
 インターネット中継もなされているとはいえ、誰も見ていなければ議会は密室と同じであり、公の場にはなり得ません。市政を決める場でいま何が課題となり、どのような議論が展開されているのか、争点は何かを市民の目線でジャッジし、分かりやすく発信してくれるローカルメディアの存在が、私たちにとってどれほど貴重だったか。常に公正・中立な報道を手がけてこられたひばりタイムスだからこそ、市長選での「法定ビラ事件」直後の激しい応酬や、賛否の割れたセンシティブな議案に対する取材報道も可能だったのだと感じています。
 ローカルメディアの灯火が消えてしまうことは、とても寂しく残念ですが、これまでの伴走支援に心から感謝するとともに、いつかまた新たなメディアがこの地から登場することを願って止みません。
(12月24日、西東京市議)
・女性市議が暮らしや思いを語る 西東京市パリテまつりで(2018年2月8日
・「原案レベルの原稿を見た」「確認団体の判断で、と話した」 池澤市長が法定ビラ2号で「市民にお詫びする」(2021年3月5日)…

 

 

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読者特集「ひばりタイムスとわたし」 多様多彩な「みんなの声」」への1件のフィードバック

  1. 青山恭彦
    1

    北島様 お疲れさまでした。今までのご苦労のほどは想像できます。 このところの「まとめ」の大編集を拝見していますと、北嶋さんのエネルギーの余韻が猛烈に感じられ、クローズにはまだまだという思いが込み上げてきます。なぜかカズオ・イシグロの「日の名残り」を思い出しました。新しい「何か」を心から期待しています。

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