読者特集「ひばりタイムスとわたし」 多様多彩な「みんなの声」

投稿者: カテゴリー: メディア・報道連載・特集・企画 オン 2023年12月27日

【41~50】

 

【41】あるのが当然と思っていた  山口あずさ(西東京市)


 「ひばりタイムス」は、あるのが当然と思っていたのです。
 市民活動の場で北嶋さんの姿をみつけると、ほっとするという体験を幾度もしました。
 近隣市の市民団体と合同でイベントを企画したときに宣伝方法の話になって、「ひばりタイムス」のようなメディアがあるのは西東京市だけだと知り、じぶんの住んでいる町を見直しました。町の力と思ったのですが、北嶋さんあってのことだったと、今改めて思い知らされています。
 最後に、まだどこのメディアにも伝えていないニュースをここに書きます。
 先の西東京市長選挙で違法ビラが配布され、これ対し東京高裁は、「明日の西東京を創る会」が発行したビラは違法と判示しました。これを受けて田無警察は書類送検したのですが、12月6日付で検察から不起訴の通知が届きました。理由は嫌疑不十分とのこと。少なくとも犯罪はあったということです。しかしながら、単なるお飾りと思われる団体の代表者を除いて、「他4名」の氏名は開示されていません。
 わたしたちは、この話を終わりにはできないのです。だから、まだまだ、ひばりタイムスを頼りにしたいのです。
 やはり、ひばりタイムスがなくなったら困るというのが率直なところです。誰か跡継ぎが現れてくれないか、多くの皆さんもきっと同じ思いでしょう。「ひばりタイムス」はまちがいなく西東京市の宝でした。
 北嶋さん、ありがとうございました。
(12月24日)

・西東京市長選挙無効の訴えを東京高裁が棄却 市選管の管理執行手続きに「違法なし」 配布ビラは「違法」だが(2021年11月12日

 

記者会見

判決後に記者会見を開く原告ら(東京・霞が関の司法記者クラブ、2021年11月)

 

 

【42】市民ライターさんたちが10年。すごいことですね  小林亜津子(西東京市)


 ひばりタイムスを知ったのは、友人のYさんに紹介をしてもらってから、です。
 西東京市住んで20年経ちますが、あまり市内のことについて知る術のなくいましたが、Yさんからお知らせいただく投稿を楽しく読ませていただいたりして、へーそーなのねー、なんて情報をもらっていました。
 何気なくみていたサイクリングロードの花や木々、オブジェも、あえて文字にしてもらって文章を読み、思いを知ると、また違った感情が生まれてきることを体感しました。
 市民ライターさんたちが10年。すごいことですね😊 またいつか、もしかしたら、次の世代の方たちも加わって、再開されることがあるかも、なんて思いを馳せながら…。
(12月24日)

 

 

【43】クオリティーの高さと郷土愛  斎藤正一(西東京市)


 7年前、妻に誘われ、近所で開催された「おたがいさま食堂」という催しに参加しました。そこで北嶋編集長にお会いし、投稿したのが「ひばりタイムス」との出会いです。その後、妻とともに3~4本、投稿したと思います。私は新聞社、出版社で記者をしてきましたが、「ひばりタイムス」の記事のクオリティーの高さには、いつも感心していました。同時に西東京市やその周辺地域に対する深い郷土愛を感じました。
 ひとつの地域で約10年にわたり、市政や市議会の動向を含めて報じ続けるのは、並大抵のことではないでしょう。
 今年4月、朝日新聞地方面の「地域ベテラン記者が語る統一地方選」という記事に北嶋さんのインタビューが掲載されていました。その中で2018年の西東京市議選の投票率が過去最低だったことを引用しながら、「投票率はコミュニティーの流動化を示唆する指標の一つだと私は考えています。こうした社会の変化を知る意味でも統一地方選には注目しています」と答えていたのが忘れられません。統一地方選についてこれほど的確な指摘はあるでしょうか。西東京市は「ひばりタイムス」という優れたメディアを失いますが、北嶋さんが残した足跡は将来世代を含めて引き継がれていくと思います。
(12月24日)

・「地域デビュー」はスープの味 「おたがいさま食堂」に初参加( 2016年7月29日)…

 

和のいえ櫻井

「和のいえ櫻井 にわとくら」の正面入口

 

 

【44】地元の情報が広範囲、多角的に  仲村 靖恵(西東京市)


 「週刊ひばりタイムス」を開いたところ、年内でニュース更新を停止というお知らせがあり、思わず「エーッ⁉︎」と口に出てしまいました。
 ひばりタイムスは、記者席に座って議会傍聴をされていた北嶋編集長から名刺をいただいたことで知りました。3年前の市長選挙の後、選挙座談会に声をかけていただき、それ以来、編集長として大事にされていることなどを言葉の端々から感じていましたので、とても淋しいです。
 ニュースレターは2〜3年前から届けていただいていました。全ての記事に目を通していたわけではありませんが、「北多摩クロニクル」や特集記事、市政情報など、大変興味深く読ませていただきました。地元の情報が広範囲、多角的に掲載されているので、新しい発見があったり考えさせられたりもしました。
 編集長はじめスタッフの皆様、地域のために頑張っていただき、お疲れさまでした。
 サイトは残るということなので、今までの号も改めて読んでみます。
 長い間有難うございました。
(12月24日)

 

 

【45】永遠に続くものと思っていた  根本尚之(西東京市)


 地域報道サイト「ひばりタイムス」がニュース更新を停止する。
 なぜか、勝手に「ひばりタイムス」は永遠に続くものと思っていた自分がいて、動揺が隠せない。
 このサイトが地域で活動する市民に与えた影響は大きい。市政情報、市民の活動、地域イベントなど身近なたくさんの出来事を。報道という視点で客観的に事実を伝えながら、その背景や真の目的を示唆する記事は、さすが長らく報道に携わっていた北嶋編集長ならではの職人技だと感じていた。
 子育てや教育、高齢者、障がい者などの地域課題に対する記事もたくさんあった。それらの記事を読むたびに、地域課題に真摯に対処しようとしている普通の市民がいっぱいいることがわかり勇気をもらった。そういった活動を行政や企業や市民が支援をすればもっと良い街になるのだろうと何度も思った。思いのある人たちが連携すれば、時間はかかってもこの街を変えることは可能なのではないかと期待もした。
 そんなことを思い描かせてくれた「ひばりタイムス」が活動を停止することは、地域報道サイトに積極的に関わろうとせずに、受動的な対応を続けていた私たちの責任も大きいのではないかと思う。
 まだまだ私たちのコミュニティーは未成熟なのだ。
 地域報道サイト「ひばりタイムス」への関わり方が十分でなかったこと、これが自分の中で今年一番大きな反省点かもしれない。残念だ。
(12月24日、西東京市障がい者福祉をすすめる会会長、「市民ライター講座」受講生)

・なぜ西東京市議会は「議会録音データ」を市民に開示しなかったか? 情報公開請求の長い道のり(2022年9月3日
・手作り商品の「想い」と「こだわり」伝えたい 「つくりての想い 福祉作業所の商品紹介」の動画完成(2022年4月5日)…

 

 

【46】ひばりタイムスと彼女と私  飯島千ひろ(小平市)


 ひばりタイムスとエフエム西東京はずっと長いお付き合いをしてきました。今、こうして振り返っていると、さまざまなことが思い出されてきます。
 中でも、一番大切で忘れることが出来ないのは、ひばりタイムスがスタートして間もないころから、エフエム西東京とひばりタイムスを相互につないでくださった彼女との思い出です。
 彼女は、開局当初から局に長くかかわりながら、記者として、ジャーナリスティックな視点も持ちあわせ、活躍してきました。ひばりタイムスでもライターとして活躍したのは当然の流れだったのかもしれません。「北嶋さんからライターの誘いを受けたの」と嬉々として話してくれた、あの時の彼女の笑顔は忘れられません。
 局のイベントや特番ではディレクターをする傍ら、ひばりタイムスに記事を書き、時には番組に北嶋さんをゲストとして招いたり、さまざまな面で、ひばりタイムスと局とを結ぶ架け橋となってくださいました。とても重要な存在でした。
 ところが、不運にも急な病に倒れました。彼女としてもどれだけ無念なことだったでしょう。その架け橋としての役目も途絶えることとなってしまいました。
 私の中では、まだ何かやれることがあるのではないかと模索は続きました。これまでの彼女の功績にも応えられるような何かを。そして、幸いにも、好機は2018年に訪れました。
 西東京市市議会議員選挙がある度に、エフエム西東京では、新たに議員に当選した新人議員の方々をスタジオに招いて、その意気込みを語っていただく特別番組を放送して来たのですが、その特番で、ひばりタイムスとコラボが出来ないか企画を起こしたのです。北嶋さんに相談を持ち掛けると、とんとん拍子に話は進みました。
 新人議員が思いを語る特番の収録に北嶋さんが同席し、さらに追加取材もし、厚みのある記事にされ、ラジオとWebとで同時発信したのです。
 お互いが双方の告知もし、相乗効果も狙い、より多くの方々にお伝えすることが出来ました。きっと、彼女も喜んでいてくれると信じ、やり切ったのを覚えています。
 他にも、防災特番や選挙の開票速報、コロナ禍で学校へ行けなくなった児童に向けて全小学校の先生がメッセージを贈った「ラジオ小学校」、まだ記憶にも新しい「政見動画配信」など、ことあるごとにひばりタイムスで記事にしていただきました。有難かったです。
 その一方、局の番組内でもひばりタイムスの記事をトピックとして紹介したり、相互の交流も少なからずありました。同じ地域のメディアとして、一時代を共に出来たことは局としても、私個人としても、とても意義深いものでした。
 時代と共に「伝える」形は変わって行くのが自然の流れだと思っています。けれど、その中にあるスピリットは受け継がれて行くものと信じています。形は変わるかもしれませんが、いつかどこかで、きっと「ひばりタイムス魂」に出会える日が来ると信じ、その時を楽しみに待っています。
 北嶋さんはじめ、ひばりタイムスのみなさま、これまで、本当にありがとうございました!!
 心より、感謝申し上げます。
(12月24日、FM西東京)

・FM西東京が総合防災訓練の特別番組 10月21日いこいの森公園から公開生放送(2018年10月18日
・FM西東京・ひばりタイムス共同企画「6人の新人議員たち」スタート(2019年3月5日
・FM西東京の「政見動画」がマニフェスト大賞優秀賞 市議選立候補者の訴えをYouTube配信( 2023年10月6日)…

 

保谷庁舎の防災センターに設置された災害対策本部から運営訓練をリポートする(2016年10月)

 

【47】さまざまな問題について掘り下げ記事に  安竹洋平(小平市)


 「マスクを着けられない子どもを認めて 小平市議会が全会一致で請願を採択 学校の感染予防ガイドライン修正へ」をはじめとして(これについてはガイドライン修正に至ったところまで取り上げていただき)、また最近ではいじめや体罰の問題など、小平市に限らないことですが、さまざまな問題について掘り下げ記事にしてくださりありがとうございます。井戸の話題やクロニクルなども楽しく拝読しています。
 更新を停止ということで残念な思いでいます。しかし私が何よりも驚いたのは、取材や執筆をすべて無償でされているということです。その部分の大変さもあったのではないかと思います。それならば例えば記事の途中までは誰でも読めて、それ以降を読むためには月額いくら払う、というよくある形での購読型にするのは…などと簡単に想像してしまいますが、素敵な記事をたくさん書かれているので、何かうまく新しい形で続けていただきたいなぁと思っています。
(12月25日)
(編注)ひばりタイムスは閲覧、購読とも無料。市民ライターの執筆・撮影は薄謝(1本図書カード1000円分)。

・マスクを着けられない子どもを認めて 小平市議会が全会一致で請願を採択 学校の感染予防ガイドライン修正へ(2022年2月28日)…

 

 

【48】読む人を意識したわかりやすく優しい記事  穂坂晴子(西東京市)


 いつも地域に根差したタイムリーな、そして読む人を意識したわかりやすく優しい記事に感謝していました。とても残念ですが、なくなるわけではないので、、と思っています。
 きっかけはずいぶん前になりますが、たまたま私が何かに書いた当時の市と共催の「非核平和の会」の平和展示のことで、ただやったということでなく、来た人の意見や感想を引き出して書いている、とほめていただいたことがうれしく、書くこと、伝えることの大切さを思いました。
 そのあとも紙芝居などをやった平和展のことや、元韓国人BC級戦犯展示のこと、さらに芸能人記事は初めてという沢田研二さんのことまで(なんと生き方も含め7500字も)書かせていただいてしまいました(!)。また記事を書けない時も、いろいろな地域でのイベントをカレンダーに載せていただきました。
 私にとっては地域で初めて始めた市民運動の軌跡ともいえるかもしれません。
 書いた記事のお陰で、九州の旧岡まさはる記念館の方と繋がったり、地域のいろいろな方との出会いもありました。
 校正の過程で、厳しいチェックもしていたき、記事には裏どりをきちんとしなくてはいけないこと、写真の撮影者記入、記事の書き方の基本など新たな視点を学べました。ライタ―講座も楽しく勉強になりました。
 また私の書き方はいつも思いが溢れすぎていてもっと事実に即して書くこと、その文中に思いが込められている、まずは読み手を意識してと指摘も受け、他の面でもそうかなとハッとすることも多かったです。
 厳しい社会状況下、マスコミの自粛ムードの中で、何かある時はひばりタイムスにと、信頼しておりました。地域での知らないことも幅広く知ることも出来ました。
 いろいろな所に出向いた取材、真夜中までかかっての編集、編集長の情熱と努力の跡はいつも伝わってきました。長い間、ありがとうございました! ご健康をお祈りいたします。
 次の一手をお待ちしております。
(12月25日)

・時代をみつめ、歌いたいものを歌う 沢田研二コンサートに5000人(2021年6月24日
・韓国・朝鮮人元BC級戦犯者の写真パネル展 「不条理」と「名誉回復」を訴える( 2018年12月31日
・今、忘れてはいけないこと ― 西東京 非核・平和展に思う(2018年8月21日)…

 

 

【49】花束を送りたい  加納藤夫(西東京市)


 10年というと長いようで短い時間です。編集者を始めライターの方々は、タイムラプス(低速度撮影のコマ送り動画)のように記憶が蘇るかと思います。これが良かったとか、反省もいろいろあったかと思います。年を重ねてもやることは無限にあるので、これから別の方向で活躍されることを願っております。
 ところで私事ですが、今佐賀県で仕事をしております。2月くらいには帰る予定です。 趣味の撮影も合間にしております。こちらでは絶滅危惧種のカササギ(カチドリ)をメインに撮影しています。
 本題に戻りますが、ひばりタイムスに関わった方々に花束を送りたい気持ちです。長いあいだお疲れさまでした。
(12月25日)

・「武蔵野 生きものフォトギャラリー」(全6回、2017年10月~2018年3月

 

カワセミ(「武蔵野 生きものフォトギャラリー」から)

 

【50】端正で折り目正しいモノクロ基調  柳田 由紀子(西東京市)


 報道人にとって、住む場所は寝に帰る場所、仕事の疲れをとる場所。関心の対象は皆無だったりする。何しろ大所高所で論ずるのが好きな人たち。眼光鋭く何かエラソーぶりがほの見えたりもする報道人。そのらしさはなく、マスコミには「価値」の範疇に入らない「地域」に目を向け、地域情報サイトならぬ地域報道サイトを創設した北嶋さんの気概に共感する。
 記憶は不確かだが、市民グループで学習会かなにかを公民館会議室で開いた時に「傍聴」に来られ、「ひばりタイムス」開設準備中と名刺をくださったのがお会いした最初。どんな市民グループがどんなことに関心を持って活動しているのか下調べをされていた。
 それから、市議会の傍聴である。審議会の傍聴である。市民は自分の関心事があればまれに傍聴するも、北嶋さんは黙々と、お一人でそれを続けられ、記事にされた。元通信社記者だけあって、主観を交えずに、論点や事実を無駄なく伝え、判断は読者に任せる。端正で折り目正しいモノクロ基調。もう少し踏み込んでもよかろうに、と思う面もあったが、おそらく行政関係の記事を安心して読めるのは、このモノクロ安定感なのだろう。
 この9月、保谷庁舎跡地開放日に現場で北嶋さんに偶然お会いして、市民が関心を寄せる行政の動きを、体力が落ちても取材されている姿に胸を突かれた。記事の更新がなくなるのは、痛い。頼っていたのだ。復活を切望する。
 私の選ぶベスト記事は、コロナ禍の2021年8月8日、「茨木のり子の家を残したい会」がこもれびホールで開催した『茨木のり子没後15年の集い』のリポート。主催者として開催1週間前の演目変更・ゲスト出演辞退など、大きな困難を乗り越えての舞台だった。
 終演後の観客の表情は高揚感に溢れていた。北嶋さんもキラキラと光る眼で記事に書きますと仰ってくださった。そして、丁寧に、内容を紹介してくださった。
 中でも当時100歳の都丸哲也元保谷市長が朗読ステージにサプライズ出演され、茨木のり子草案の「憲法擁護・非核都市宣言保谷」にまつわる話をされて平和への熱い思いを語られ感動を呼んだシーンを温かなまなざしで書いて下さったことはどんなに心に沁みたことか。
 102歳で永眠された都丸哲也さんを偲ぶ会から帰って…
(12月25日)

・「茨木のり子没後15年の集い」 コロナ禍に100人超える市民参集( 2021年9月7日
・吉川勇一さんを偲ぶ( 2015年6月25日)…

 

茨木のり子没後15年の集い

茨木のり子没後15年の集い。遺影が会場を見つめている(保谷こもれびホール小ホール)

 

 

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読者特集「ひばりタイムスとわたし」 多様多彩な「みんなの声」」への1件のフィードバック

  1. 青山恭彦
    1

    北島様 お疲れさまでした。今までのご苦労のほどは想像できます。 このところの「まとめ」の大編集を拝見していますと、北嶋さんのエネルギーの余韻が猛烈に感じられ、クローズにはまだまだという思いが込み上げてきます。なぜかカズオ・イシグロの「日の名残り」を思い出しました。新しい「何か」を心から期待しています。

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